15-16シーズンを振り返る
今さらながら、今シーズン(というか先シーズンと呼ぶべきかもしれない)を一応振り返ってみる。
ゲレンデのチケット料金については前に調べてみた通り、今シーズンはスノボの練習のためにゲレンデで滑った割合が高くて、あまりBCへは行かなかった。結局、BCを滑ったのはたった16日。20日を切ったのは09-10シーズン以来で、いつもならスキー場が営業終了した春からBCの回数が増えるところが、今年はそれもなくて自分でも驚くほどの少なさだった。
先シーズンの振り返りでは「ボードでバックカントリーのパウダーを滑りたい」と書いていたけど、もちろん今シーズンはその目標は達成した。なんといっても、Geniusを手に入れて痛板にし、ついにBCのパウダーデビュー。まだ納得がいく滑りはできないけど、念願は叶った。
ただ、スノボでパウダーを滑る楽しさの一方で、スノーシューでハイクする辛さを初めて思い知ったシーズンでもあった。いくら辛くても、買ったばかりのGeniusを割る勇気もなく、当然のようにシューで登ることにしたのだけど、周囲のスノーボーダーが続々とスプリットボードへ移行するタイミングで、無様に最後尾を付いていくことも少なくなかった。
BCではこれまでずっとスキーで、ラッセルで音を上げたことなんてほとんどなかったのに、シューでラッセルしてみて初めて、シューの深雪での移動の大変さが身にしみた。シューの歩き辛さと背負ったボードの重さに下山のトラバースの大変さも加えて、想像以上にスノボはBCでの機動力が低いと実感した。スノボを続けるならスプリットに移行するしか、もはや自分には道は残されていないだろう。シューで登り続ける根性がない。
けれど、スノボの方が滑りが楽しいのは確か。板の太さはファットスキーの2倍以上で、さらに1枚の板に両足で乗るので、雪のコンディションの影響を受けづらく、スキーでは滑りづらくて楽しくない状況でも、スノボならそれほど気にせずそこそこ楽しめる余裕がある。結果的に、スノボのおかげで今シーズンは滑りでハズレと感じたことはなかった。
スノボに転向したことによる思いがけない効果は、久しぶりに滑るスキーが楽しく感じたことだ。テレマークで滑るのも楽しいし、シューと比較してハイクがすごく楽なのには感動した。それに、テレマークだけでなく、数年ぶりにアルペンも一度ゲレンデで乗るほどスキーへの興味が復活した。まだ本格的にスノボ始めてから1年しか経ってないけどw スノボが滑りへのいい刺激になったのは間違いない。
先シーズン以上に遠出せずにほとんど近場で滑ったのも今シーズンの特徴だ。移動に時間をかけるくらいなら、ゲレンデで本数を滑った方が上達するという勢いで、VUCで泊まりでぴっぷスキー場まで行ったのが一番遠かっただろうか。2年連続で滑りに行っていた敏音知岳にも行かなかった。でも、北海道のメリットは短い移動時間でドロップポイントまで到達できることだと思うので、来シーズンもこの傾向は続きそうな気がする。
初めてのハーフパイプも怖かったけど楽しかった。怪我が怖いので無理はしないけど、来シーズンもたまに入ってみたい。できるだけ柔らかいときにw スキーでも入ってみたいけど板がないなぁ。
練習に通ったゲレンデも楽しかった。スノボだと緩斜面でもカービングが楽しめる。ゲレパウもスキーより浮力があるので、ノートラックでなくても楽しい。来シーズン以降はコンディションや行き先に合わせてスノボとスキーを使い分けようと思うので、これまで以上に楽しめるはずだ。一つの道具を極めるのもいいかもしれないけど、引き出しは多い方がいい。来シーズンはスプリットボードになるのか、NTNになるのか、はたまたアルペンに戻るのか。
久しぶりに一緒に滑れた人、初めて一緒に滑れた人、ありがとうございました。逆に、今シーズンは滑れなかった人とは来シーズンは一緒に滑れたらいいな。15-16シーズンを楽しく安全に滑れたことに感謝しつつも、5年前とはちがっていろんな人とBCで滑るようになっているのは確かなので、来シーズンも無事にシーズンを振り返ることができるように、秋には改めて気を引き締めよう。
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