16/12/30 朝里岳
この日もOのリクエストで、今度は山へ。
Oの都合で温泉に入って16時までには帰宅する必要があるので、近場でサクッと滑ることになった。そんなわけで、1年ぶりに朝里岳へ行くことにした。
前日の夜にOに貸すザックを準備したり、ジニアスをテレマークに換えたり、いろいろ支度をしてると23時近くになってしまって、慌てて布団に入った。こんなときはビンディングの交換は面倒くさいと思う。ジニアスもテレ用とアルペン用が欲しくなってしまう。
7時にOをピックアップして、コンビニで朝食と行動食を買って、おにぎりを頬張りながら新川通を走る。昨日の雪が道路に残っていて走りづらい。結局、札幌国際の駐車場に着く頃には8時半を過ぎてしまっていた。ゴンドラ回しのえすきっくすがすでに到着していて、スノボの2人が山へ行くっぽいと教えてもらった。
ゴンドラ1片道券を買って支度も済ませて、山頂駅から入山したのはもう10時近く。Oは実質BCは10年ぶりくらいだし、msrnも今シーズン初めてなので、いろいろ確認しながら。
まず焦ったのは、msrnが保管していたシールをそのまま持ってきたので、シールにクッキングシートが千切れて張り付いていて酷いことになっている。グローブをしてると剥がせないので、msrnは素手になっていて悴んでしまった。仕方ないのでOと一緒にハイクに支障がない程度に剥がした。やっぱり道具は事前に確認しておきたい。
ほとんど同じタイミングで2パーティーが入山。その前にスノーシューのトレースがあったので、おそらくえすきっくすが話していたやる気のスノーボーダーだろう。
風は強いけど思ったより天気が良くて、雪景色がとてもきれいだ。気持ち良くて写真を撮るのも忘れて景色を眺めながら黙々とハイクしてしまった。モービラーがうるさかったけど、そういう場所なので仕方ない。来るなとは言わないけど、せめて早くEVになって欲しい。
トレース泥棒したおかげで案外早くハイクアップは終了。ドロップポイントを探しながら下るので、さっさとシールを剥がした。先行パーティーが見当たらないので、適当な斜面をまずは1本落とす。これが予想以上に雪質がよかった。底付きなしで薮もそんなになく、あやしいおじさんには悪いけど、先日の1107とは比べものにならない。ただ、いまいち気持ちよくは滑れなかった。
ボトムまで滑り降りると、ちょうど山屋さんが登ってきたところだった。白井岳を目指して下から登ってきたらしい。この天気で白井岳まで行くと聞いて驚いたけど。山屋さんが登ってきたトレースでシールを付けなくてもだいたい滑って帰れると聞いたので、この斜面を登り返してもう1本滑ることにした。
山屋さんのラッセルを手伝おうと追いかけたけど、白井岳の方へ向かって行って斜面から離れてしまったので、諦めて登り返しのラッセルをする。久しぶりの膝ラッセルも楽しい。登り終えて準備をしていると、他のパーティーが上に集まって来ていた。
待たせても悪いので、急いでいることもあり、さっさと2本目を落とす。すると、またいまいち気持ちよく滑れない。ラインも失敗して1本目の方へ寄ってしまったので、自分たちのトラックを踏むことになってしまってがっかり。
滑り終えたらちょっと休憩して行動食を少し食べる。朝食をがっつり食べたせいか意外と腹が空かない。登り返さずに山屋さんのトレースを使って帰ろうと思ったけれど、風でトレースは消えていた。仕方ないので何となくトラバースして帰る。別のトレースも見つけたので楽に滑って帰れると思ったら甘かった。
深い沢を越えてあとはトラバースかと思いきやアップダウンが続き、さらに沢を左右に何度もスノーブリッジを渡りシールは付けなくても登れるもののかなりしんどい。他のパーティーが対岸をスーッと滑り降りていくのを見て悲しくなったり。
長い下山ではOの新調したブーツもきつくて足が痺れるのも問題だった。えすきっくすから借りていたチロリアのツアービンディングも、聞いていた通りヒールフリーにするときにストックの先が折れてしまった。これでは欠陥品だ。
ようやくブロードからの下山トレースに合流して、そこからはスノーボーダーを追い越しながらさっさと下山。最後の渡渉後のハイクアップが急で辛かったときに、えすきっくすがサーっと下へ滑り降りていくのが見えて、向こうの方が楽だと知って再び力が抜ける。
下山は1時間程度かかってしまったけど、温泉に入って帰る時間は残っていたので、予定どおり朝里川温泉のかんぽの宿で温まってから帰った。Oの家にも予定の30分前には着いたので完璧。
腹が減っていたので、そのあと久しぶりにびっくりドンキーへ行ってチーズバーグディッシュを食べた。欲張ってデザートも。BC2回目で慣れて来たけど、まだ体力が足りない感じだ。
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