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22 Designs Outlaw試乗インプレッション

トライテレマークでRottefella Freedomと22 designs Outlawを滑り比べてみたので、その感想をまとめてみる。

NTNのブーツも貸してくれるので試乗会に参加しやすい。しかも、今回はリンクスへスノボで行っていたので、スキーストックも貸してもらった。

最初に貸してもらったブーツは今回もScarpaのTXプロ。前回は25.5cmだけど、今回はそれより小さい25cm(下の写真右)。

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板はブラックダイヤモンド。まずはRottefellaのFreedomに乗ってみた。すると、Freerideに乗ったときとほとんど変わらずバネが硬くて踵が上がらない。しかも、今回はブーツが緩くて中でつま先がグラグラ動いて内足に全然乗れなかった。

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これではまともに滑れないので、ブーツを交換することにした。タムタムに同じ25cmのScottのVoodooを試着させてもらうと、フィット感は増したものの、右足の踝の右下が当たって痛くて滑れそうにない。

仕方ないのでブーツのサイズを小さくすることに。ところが、TXプロの24cmのメンズは会場にないので、上の写真左のレディースのTXプロを履いてみた。右足の甲が若干当たるけど、ブーツの中でつま先が左右に動かなくなったので、ようやくまともに滑り比べることができそう。普段、ブーツにインソールを入れているので、ちゃんと試乗、試着したいときには、インソールも持ってきた方がいいと思った。

改めてFreedomに乗ってみたけれど、やっぱり硬い。内足の安定感はまちがいなく高まっているのだけど、自分の軽い体重では足りず、太ももからふくらはぎの筋力で内足を後ろに押し出さなければ、適切なテレマークポジションにならない。75mmの腰高のポジションでは滑りづらく、前後にスタンスを広く開いた低いポジションに無理やりさせられる感じだ。これでは75mmの代わりにはならない。

予想通りの結果に落ち込んでいたのだけど、22 designsのOutlawに乗ってみると、印象はガラッと変わった。まるでO1を履いているかのように踵が上がりやすくなった。Rottefellaのようにバネの上がり方が2段階にはなっていなくて、踵の上げ始めから終わりまでスムーズに上がる。75mmの乗り味を上手く再現してくれていた。踵が上がりやすいので不整地もスイスイ滑れる。それでいて、内足の安定感はNTNならでは。これならO1がなくなって壊れたりしても、テレマークを止めずに済むような気がした。

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ただし、Outlawのバネの柔らかさは、Freedomの後で相対的に柔らかく感じただけど、おそらくはO1より、特にFree Flexよりは明らかに硬そうだ。Mid Stiffなら同じくらいかもしれない。

着脱のしやすさもステップインのOutlawの方が上だった。脱ぐときは慣れとコツがいるけど、いちいちしゃがまないで済むのは楽だし、これにスキーブレーキも付けばアルペンと同じ感覚でゲレンデでも滑れる。

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こうなると移行の支障となるのは価格の高さだ。Outlawは5万円以上で、O1よりも2万円くらい高い。さらに、ブーツも75mmよりNTNの方が1万円くらい高い。O1が壊れて交換パーツも手に入らないという状況でもなければ、NTNに移行するより75mmのブーツを買い換えて済ませるような気がする。

以前はテレマークでもアルペンのように滑りたいと思っていたけれど、アルペンも復活したらテレマークはテレマークの良さがあると再認識した。テレマークしかやらないならともかく、今のようにテレとアルペン、さらにスノボまでやるなら、道具の良し悪しを知って割り切った上で選んだ方がいい。逆に、テレマークしかしないなら、Outlawはかなり魅力的に感じた。

後から気づいたのだけど、滑り比べただけで、まだ登り比べていない。BCを考えたら登りやすさも重要な要素なので、今度、機会があればFreedomとOutlawを登り比べてみたい。

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