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Vector Glide Make BC 188 (Alpine)

試乗会の2日後にmsrnから借りて滑ってみたので、今度はアルペンでのMAKE BCのインプレ。

Make BCに試乗するのはこれが2回目。前回はテレマークだった。インサートビス化してあるので、今回はビンディングをMarker Tour F12に取り替えて乗った。この板の購入当時、まだEPFモデルが出ていなかったので、通常のモデルだ。

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早速、キロロ長峰第2Aの朝市ピステンバーンを大回りで滑ってみると、テレマークのときに角付けしづらかったのが嘘のように、板を傾けると普通に角付けできてカービングターンができる。板が軽いので基礎板のようなどっしりとした安定感はもちろんないけれど、板に張りがあるせいか、バタつくこともなく、しっかりと雪面にエッジが食い込んだまま、スムーズにターンができる。この辺りはVector Glideらしい安定感。

長峰第2Bの不整地を滑ってみると、自分には板が硬すぎてちょっと扱いづらい。特に、コブのラインへ入るには188cmの長さも障害になって、板を回すのが難しかった。ロッカーがあってもジニアスほど不整地での滑りやすさを感じない。Soft-flexならよかったのに。

長峰第2Aで小回りをしてみると、案外回せるのだけど、きついロッカーと188cmという長さ、板の硬さのためか、鋭くターンするのが難しい。脚力が弱いせいか板が十分にたわまない。

188はMake BCでも一番長い。その下の180がもう少し柔らかいなら、そっちの方が扱いやすそうだ。おそらく女性が使うことを意識した172もあるけれど、さすがにBCで使うには短いと思う。

今回で試乗インプレは最後なので、Vector Glideの板全般について感じたことをまとめると、まず、パウダー以外での安定性が高いことがあげられる。太さに関わらず整地で滑りやすい。でも、アルペンモデルをテレマークで乗ると相性が悪くて滑りづらいことがある。パウダー専用の板なら他のメーカーでいいかもしれないが、それ以外での安定性とそれによる安心感を求めるなら、Vector Glideは有力な選択肢になると思う。パウダー以外にも整地と不整地でちゃんと試乗してみれば、値段が高いとは思わなくなるはず。今までパウダー用と整地用に2本必要だったのが、1本で済むようになるのだから。

以下、Vector Glide(VG Snowboard含む)インプレまとめ。

  1. Make BC 188(アルペン)
  2. Aventura Soft-flex 185
  3. Omny Telemark
  4. Butter Knife 185
  5. Make ST 180
  6. Genius 185
  7. Genius 177
  8. Mark Ⅲ

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