VG Snowboard MARK Ⅲ 163
GLIDE ON GROOVEで試乗した板のインプレッション第1弾。
GENIUS 168より乗りやすいと評判のMARK Ⅲ。
こうしてGENIUSと並べても形はほとんど同じに見える。でも、テールはこんな形で、GENIUSのピンテールの先っちょにハサミで切り込みを入れたようだ。
なんだ、そうなのかと思ってテールを比べてみると、実はMARK Ⅲの方が案外広い。
この差が滑りやすさにどう現れるのか試乗して比べてみた。すると、これまでGENIUSではテールが抜けやすい印象があったのに対して、ターンの最後までしっかりとテールのエッジが雪面を捉えてくれるので、雑に滑ってもトゥーサイドと同じようにヒールサイドでもスムーズにターンを仕上げられる。確かに、これは安定していて乗りやすい。
でも、GENIUSの旋回性の良さが面白かったのに、それがなくなると逆に普通の板に思えてしまって、MARK Ⅲの良さが分からなくなった。Vector Glideの滑りの質はまちがいないような気はするけど、逆に個性が薄れているような気がする。
パウダーを滑ってないのでパウダーボードとしての性能はよく分からないけど、GENIUSよりも整地でも安定して滑れるパウダーボードのようだ。おそらくパウダーでもGENIUSよりも普通の板のように滑れるはず。Vector Glideの板に乗っているスキーヤーに初めてのパウダーボードを薦めるならMARK Ⅲだと思う。
【VECTOR GLIDE SNOW BOARD】Mark III 163 [2016-17] |
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