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HV30からテープ回収

壊れて動かなくなったHV30からなんとかテープを回収してみた。

いまだにminiDVを使っていたのだけど、先日の藪への衝突でいよいよ逝ってしまった。2008年製で辛うじて修理部品は残っているらしいけど、修理にはメーカーへ送って25,000円はかかるらしい。それなら、さすがに10年近く前のを直すより、新しいものを買いたい。

とはいえ、最後に撮影した映像が記録されたminiDVテープは取り出したい。でも、miniDVテープのビデオカメラは最近のSDカードのようなフラッシュメモリに記録するのとちがって、壊れると大変だ。録画再生ユニットにカセットのテープが巻き込まれているので、ただ取り出せばいいとは行かない。そもそも、ボタンを押すと自動で気にカセットが飛び出てくるはずが、うんともすんとも言わないからタチが悪い。分解するしかテープの回収方法がなかった。

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とりあえず、精密ドライバーで外側から順にビスをはずして行く。復元する必要がないので気楽にバラせるので結構楽しい。破壊願望を満たすにはオススメだ。

50本くらいビスをはずしただろうか。ケーブル類もはずしてようやくデープユニットだけ取り出すことができた。ここまでが結構長かった。1時間はかかった気がする。こんなに複雑な構造の機械を組み立てることも設計することもすごいと思う。

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まあ、ここまではビスをはずしたくらいでたどり着くことができた。右下のがminiDVのカセットを飲み込んでいる部分。ここからカセットを取り出すのが大変だ。そもそもがテープが入った状態での分解を想定した構造になっていない。テープがあるとビスが外せない。仕方ないので、カセットやテープ自体を傷つけないように注意しながらペンチでユニットの金属部分をへし折って、カセットを覆う部品を剥がしていく。

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そして、やっと一番下のminiDVテープを取り出すことに成功した。若干、テープに折り目が残ってしまったけれど、おそらく再生には支障はないだろう。記録された映像にもしかしたらダメージはあるかもしれないけれど、本体ごと廃棄するのを避けられただけいい。

ちなみに、このHV30の基盤には、DIDIC DV Ⅱが載っていた。

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写真用に開発されたDIGICの映像版。今はもうキヤノンは民生用のビデオカメラからは手を引いてしまった。カメラもキヤノンだったこともビデオカメラもキヤノンを選んだ理由の一つだったけれど、しばらく写真を撮っていなかったので、これを機にキヤノンのシステムも全部手放した。何となく未練があって1年以上もダンボール箱にしまってあったけど、これでスッキリした。

さらばキヤノン。

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