ダメ元の素人リペア
縦割れしたミクジニアスをリペアしてみた。
といっても、割れた溝を埋めるだけの素人リペア。
はっきり言って、スノーボーダーと一緒に山へ行ってスキーで滑るのは精神的に良くない。スキーよりもスノーボードの方が滑って楽しいのをすでに知っているし、せいぜいスキーでよかったと思うのは、スノーボーダーが下山で苦労しているのを見ているときだけだ。
今シーズンはアルペンも復活したので、テレとスノボとほぼ同じ割合で滑っている。つまり、3分の2がスキー、3分の1はスノボだ。でも、山へスノボで行ったのは羊蹄山へ行った1回きり。シューのハイクの辛さが先シーズンは身に染みたので、ラッセルがありそうなときはスキーばかりで、スノボはほぼゲレンデのみだった。
ところが、シーズン半ばでそのスノボも壊れてしまった。仕方ないのでミクジニアスの代わりに捨て板(板板)で何度か滑ってみたものの、同じスノボとは思えないほどのつまらなさ。まったく手入れしていないので、ばんけいナイターのハーフパイプならともかく、ゲレンデフリーランやパウダーではあまりに酷い。
そこで、ミクジニアスはメーカーも修理不能で、どうせもう飾っておくしかできないのだから、思い切ってダメ元で自分でリペアしてみることにした。
縦割れしたのはちょうどフロントサイドの両足の間。エッジから1 cmくらいのところが、縦に10 cmくらい割れて細い溝ができ、エッジ側がデッキの方へ、ソールから1 mmほど浮いている状態になった。サイドカーブの凹んだところだから、きっと滑りへの影響は少ないはず。
リペアは、まず、細い溝を埋めて芯材に水が入らないようにすること。さらに可能なら、1 mmほど浮いたところも埋めて、ソールを平らにする。狙いはこの2点。リペアの方法をネットでいろいろ調べた結果、手っ取り早くリペアキャンドルで溝を埋めて、ついでに浮いた部分も埋めてしまうのが簡単そうだ。
そこで、まずは溝をきれいに広げるために彫刻刀を買ってきて掘った。自分でソールを掘るのはかなり緊張する。傷を広げるようなものだから、つい彫刻刀を持つ手の力が緩んでしまうけれど、思い切って掘り広げた。
割れた付近をワックスリムーバーできれいにしてからリペアキャンドルを垂らす。リペアキャンドルをまた買ったけど、実は前に使ったのがまだ残っていた。確かに、残っていたような気がしたので失敗。
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msrnに借りたライターは火が弱いので、キッチンのガスコンロでリペアキャンドルに火を点けた。コンロにリペアキャンドルが垂れてはいけないので、燃え始めたらすぐに皿の上に移して、垂れても皿に落ちるように受け止める。適当な皿がなかったので、今回はホタテの殻を使ったけどw
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はじめのうちはススが出るそうなので、しばらく皿に垂らして安定してから、いよいよソールの縦割れ部分に注ぎ込む。彫刻刀で掘ったけれど、そう都合良く溝に入ってくれるわけではなくて、落とした場所に丸く広がる。今回は凹んだソールも埋めるので、厚めに垂らした。
続いてメタルスクレイパーで上から押し付けるはずなのだけど、メタルスクレイパーを石井スポーツへ買いに行っても置いていなかったので、仕方なく家に捨てずに残っていた外付けHDDの筐体の鉄板を使って押し当てた。
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少し時間を置いて、冷ましてから盛り上がったリペアキャンドルを削る。メタルスクレイパーがないので、またHDDの鉄板で削り取る。鉄板でも意外ときれいに剥がれたので、買って来たサンドペーパーは使わなかった。
滑って剥がれないか心配だけど、まぁ、素人リペアなので、最悪水さえ入らなければ大丈夫。今週末、試してみよう。
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