冬支度
夏から預かってもらっていたミクへ会いに行ってワクシング。
週末は土日とも天気が悪そうだったので、薪割りで忙しくてなかなかできなかった板のワックスがけへ都合を調整して行ってきた。yngさんの家には自作のワックス台や様々な道具がそろった作業部屋がある。おそらくは40年くらい毎冬スキーのワクシングを続けてきた経験と知識、そして何よりワックスメーカーの担当者さえも唸らせる探究心によって、ショップが外注で行っているワクシングよりも遥かに優れたワクシングが可能だ。
ここ数年はyngさんからワクシングを直々に教わり、キロロや羊蹄山の緩斜面でもまったくストレスなしに帰って来ることができるようになった。よく滑るだけでなく、いい滑りが長持ちするのもありがたい。パウダーを主に滑る板なら、シーズン前に1回ワクシングしただけで1シーズンストレスなく滑れる。クライミングスキンのグルーとの相性もいい。クライミングスキンが剥がれやすいこともなく、グルーが滑走面に残ることもない。yngさんに教わるまでワクシングがこれほどスキーの快適性に重要だとは思っていなかった。
まずはワクシングのビデオを見ての簡単な座学から。
yngさんは競技スキーの流れのせいかホルメンコールを使う。ベースワックスにイエローをまずかける。今回からワクシングペーパーを使わないことになった。
![]() ★ポイント10倍★HOLMENKOL・ホルメンコール アルファミックスイエロー/150g/24101【固形・ワックス・WAX】 |
ワクシングペーパーを使うときよりもワックスの消費が激しい気がする。垂らしすぎかな。
スキー3本、ボード1枚で1箱使ってしまった。冷ましてからスクレイパーでベースワックスを剥がして、真鍮、ナイロン、馬毛のブラシで順にブラッシングした後、今度はレッド。
![]() ★ポイント10倍★HOLMENKOL・ホルメンコール ベータミックスレッド/150g/24111【固形・ワックス・WAX】 |
また剥がしてブラッシングして終了。これだけなのに、板がすごく走って長持ちなので不思議だ。
以前は飛び板ばかりに乗っていたので、まともにワクシングなんてしていなかった。滑る前日に固形ワックスを生塗りするくらい。BCでもその調子だったから、クライミングスキンのグルーがだんだんワックスで汚れて粘着性が落ちていった。滑走性もいいわけはなく、そこそこ滑っていたくらいだろう。今はせっかくVector Glideの板に乗っているのだから、ちゃんとワクシングをして性能を引き出した方がいいと思ってる。
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コメント
なんでワクシングペーパーやめたんですか?
投稿: 部長 | 2017年11月15日 (水) 00時11分
>部長
理由をちゃんと聞くの忘れてましたw
今度聞いてみますね。
ワクシングのハウツービデオもそうでしたが
「プロはみんなワクシングペーパーなんて使っていない」らしいです。
ペーパーを使わない方が片手で作業できるので簡単でした。
以前のペーパーを使った場合だと
塗ったそばから拭き取っている印象でしたが
ペーパーなしだとたっぷり塗らさってる気がしますw
その分剥がす量も多いですが。
投稿: H本 | 2017年11月15日 (水) 08時52分
そうなんですね~。ペーパー使った方が全体に広がる気がして少量で済んでると思ってたんですが。あとソールにアイロン面が間接的に当たるから熱すぎなくていいのかなぁと。理由聞いたら教えてくださいね。
そんなことより早くワックスしろよって話ですけど…。
投稿: 部長 | 2017年11月17日 (金) 22時39分
>部長
ようやくスキー場がオープンし始めたばかりですから、慌てる必要はありませんよ。
焦ってたぼくが言うセリフじゃありませんがw
ペーパーを使わない理由を聞いたらちゃんと報告しますが、感想としては、ペーパーなしだとワックスがよく融けて手早くできました。
ワックスが融ける温度は決まっているので、しっかり熱を伝えて融かすには、ペーパーを使うときはアイロンをゆっくり動かすか温度を上げなきゃいけなくて、結局はペーパーがないときと同じように滑走面の温度は上がってると思いますよ。
投稿: H本 | 2017年11月18日 (土) 07時28分