三代目トラ
銭函紙猫、妹(男の娘)の里親が決まった。
8月に拾ってから数日後、ママンから里親希望の人がいるとの連絡をもらった。拾ってすぐに友達に写真は動画を見せて探してくれたようで、クラスメートのKさんの奧さんが里親を申し出てくれていると。Kさんには土地の売買の際にお世話にもなっていて、猫や犬をこれまでも飼っているそうなので、とても心強い。
Kさんのお宅にいた猫が去年、2匹とも亡くなってしまったそうで、犬派のKさんよりも猫派の奧さんが欲しがっているらしかった。すぐにでも引き取りたいということだったけれど、保護してもらっていたツキネコカフェの吉井さんからは、元気になってからの方がいいと言われ、譲渡は待ってもらってケアを続けてもらっていた。
ところが、奧さんが写真と動画を見て里親を希望していたキジの子猫は体調が急変して亡くなってしまった。吉井さんは長年の保護活動から子猫のことはよく分かっていて、こういう可能性も把握していたようだ。辛く悲しい思いだけれど、奧さんには事情を伝えて、他にもキジの子猫がまだ2匹残っているので、元気になるまで待って欲しいとお願いした。
2匹は動物病院で猫風邪の治療も受けながら、預かりボランティアさんたちとツキネコカフェとの間を行ったり来たりしていた。
そして、約2ヶ月後にようやく予防接種も終わってツキネコカフェに戻ってきた。吉井さんからも、もう譲渡できる状態なので、里親希望の人に会いに来てもらうようにと伝えられた。
譲渡の前に自分たちも一度会って確認したいと思い、ツキネコカフェへ会いに行った。奧さんが希望していたオスの「いつき(仮名)」は、拾ったときと比べるとずいぶん大きくなって、もう子猫から猫の風貌に変わってきていた。
早速、Kさんに連絡すると、翌日には吉井さんから譲渡が決まったという連絡があった。なんとKさんに連絡した次の日には奥さんと一緒にツキネコカフェへ会いに行ってくれたそうだ。
拾われてから3ヶ月経ってようやく安心できる家族に引き取られて、Kさんのお宅でキジのオスが代々名付けられる「トラ」の名前をもらい、新しい人生を送ることになる。猫生かな。
安心しきって幸せそうだ。
奥さんやKさんにはすっかり甘やかされているらしい。ホントに良かった。
元気でKさんたちと仲良く暮らして欲しい。
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