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18/1/13 カムイスキーリンクス

2年ぶりのVUC初日はカービング天国のリンクス。

去年は三段山クラブの新年会とかぶって参加を見送ったけれど、今年は浅川さんの旭川オートルートにも登場したほろたちスキー場が2日目の会場で、懇親会と宿泊もほろたち山荘ということもあって、「浅川誠のルーツ」に触れるべく、初めてのほろたちスキー場を楽しみに参加することに決めた。

VUCにはVector Glideの板でなければ参加できないので、これまでずっとジニアスで参加していた。2年前の1日目にはスノボのジニアスで参加したけれど、去年参加できなかったので、インビス化したのにアルペンではまだ参加したことがなかった。

VUCの魅力の一つにVector Glide Riderによるクリニックに参加できることがある。初回には永島さんによるテレマークのクリニック。それ以外にも2日間通して滑りを見てくれるので、的確なアドバイスをもらえる。2年前にスノボで参加したときも、そのときはVG SnowboardとしてVector Glideのスノーボードが復活した年だったので、スノーボードでの参加者がスタッフを含めて全員で4名。元ライダーによるクリニックへ参加したけれど、秋庭さんのクリニックでもテレマークで参加せざるを得なくて、やっぱりアルペンでクリニックへ参加したいと思っていた。それに、早くからVTUCへの参加は決めていたので、テレマークはそっちで永島さんからみっちり教わることができる。

アルペンで参加したかったもう一つの理由は、テレマークでジニアスだと整地が辛いということだw 当たり前なのだけど、ジニアステレしかないので意地を張ってというか、それ以外に選択肢がなかった。VTUCではmsrnからBoldやMake BCを借りて乗ったこともあるけれど、ユーザーキャンプである以上は、やはり自分の板で参加すべきだ。ようやくアルペンで参加できる条件が整ったので、実に11-12シーズンにベクターユーザーになってから6年目にしてようやくアルペンでVUCへ参加することになったので、他のユーザーたちとリンクスのゴールドコースをかっ飛ばすのを楽しみにしていた。

当日は8時半にリンクスのロッジに集合だったので、余裕をみて6時には家を出発して、コンビニで朝食を買ってから高速道路に入った。新雪にはまったく期待していなかったけれど、出発前の車には5cmくらい雪が積もっていたし、途中、岩見沢付近では雪が降っていたので、もしかしたらという気持ちはあった。ところが、リンクスへ着いてみると降雪はなく、代わりに青空としばれた空気。久しぶりの寒さに身体が驚いていた。

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駐車場で秋庭さんたちスタッフや他の参加者に挨拶をしてからロッジへ向かい、チケット購入と受付を済ませてから、メンバーがそろうまではのんびりとおしゃべりが続く。それでも、VUCの緊張感がなんとなく漂う。開会の挨拶の後、みんな順にゴンドラに乗り込んで、山頂にみんなそろったら、早速ゴールドコースで足慣らしだ。

秋庭さんは最初なのでスピードを出しすぎないようにと言うのだけど、相変わらずみんな速い。でも、いつもはテレマークで気後れしてしまうところだけど、今年はアルペンなので平気だ。一緒に滑り降りて後ろを振り返ると、テレマーカーが遅れて降りてくる。以前はあの中に自分もいたわけだ。

2本整地を滑った後、不整地へと導かれていった。降雪がないのですでにギタギタだ。テレマークでは修行。アルペンでもがんばらないといけない斜面。勢いよく滑り込んで行く人たちに釣られて自分もスタートしたものの、どうも暴走気味。アルペンだし、とりあえずそのまま行こうかと思っていたら、コースを横切る林道の段差が迫ってきた。このままでは段差に潰されて放り出されるイメージが頭に浮かんだ。ところが、一瞬、迷っているうちに林道の段差を通過して、イメージよりもさらに高く空へ放り出されていた。完全にすっぽ抜けていて、股の間から地面がゆっくりと近づいてくる。こうなってはもう何もできずにそのまま背中から落ちた。

幸い、柔らかい深雪が積もったままで衝撃は吸収してくれたけれど、板のテールから雪に刺さって転がって止まった。膝を捻ったりはしていないけど、右脚のふくらはぎに力がかかったようで痛かった。VUC始まって早々、軽い負傷。しばらくは違和感と痛みが残っていて、ゴンドラ手前の狭いところでは、荒れたバーンで減速が上手くできずに他のスキーヤーと軽く接触して転倒してしまった。幸い向こうは無傷で声をかけてそのまま滑り降りて行った。かなり冷や汗ものだった。

怪我といえば、実は永島さんがVUC直前に骨折してまともにテレマークポジションを取れないと聞いて驚いた。ちょうど自分がテレマークを持ってきていないタイミングとは。

第5リフトへ移動して何本か滑ったけれど、とにかく滑るスピードもペースも速い。つくづくアルペンでよかったと思う。今年もジニアステレだったら、アルペンターンで滑っても悶々としていたことだろう。

身体が冷えて寒くなってきた頃、ロッジへ戻って昼食。浅川さんがかつ丼縛り的な発言をしていたのに釣られてかつ丼を食べたけど、味は普通だけどかつ丼らしいボリュームには結構やられ気味。言い出しっぺの浅川さんはラーメンを食べてたけどw 午後からは裏へ入るとは聞いていたけど、すでに身体が重かった。

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ゴンドラを降りてからシールを付けてテクテク歩いて行った。ドロップポイントから斜面を除くとうねりがすごい。ノートラックなわけだ。順に思い思いのラインで滑り降りていくのだけど、どのラインにも不規則で大きなうねりがある。大きさも滑ってみなければよく分からないので、かなりテクニカルな斜面だった。午前中に吹っ飛んでいるので、いつになく慎重に滑り降りた。

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1本滑った後で第5リフトまでトラバースしたのだけど、これが気が遠くなるほど長かった。滑った距離の10倍、20倍、あるいはもっとだろう。このトラバースを予想してスノボにはできなかった。もちろんシューも持ってきていなかったし。第5リフトに戻ると、リフトは15時までなので、もう1本だけコースを滑ってロッジへ帰って初日は終了した。

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午後からのBCを除けばVUC恒例の速いテンポ。クリニックもなかったので、みんなの滑りを観察しながらひたすら滑った。アルペンで参加したおかげで欲求不満に陥ることもなく、現在の実力を出し切った感触だ。転んで怪我するのも実力不足を物語っているしw

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