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YouTubeのスローモーションがすごい

なんとなく試してみたらクオリティが高くてびっくり。

YouTubeにはクリエーターツールがあって、アップした動画を編集できる。カットはもちろん、手ぶれ補正やスローモーションまでできるようになっている。機能を試してみると、驚いたことに、4倍にしても8倍にしてもフレーム間をスムーズに補完してくれることに気づいた。

例えば、人間が映像を見てカクカクしない通常の動画のフレームレートは30p。iPhoneなんかも30 fpsで、1秒間に30枚の静止画を表示する。60 fpsで撮影された動画であれば、2倍のスローモーションにしても30 fpsが確保されるので映像は滑らかに見える。

一方、30 fpsの動画を単純に2倍のスローモーションにすると、15 fpsになるので、1秒間の静止画表示枚数が半分になるということだ。そのままでは動作がカクカクしてしまうので、静止画と静止画の間をアルゴリズムで補完して30 fpsにしてくれるので、結果としてはスムーズに見える。

スローモーションをさらに遅い4倍にすると、今度は7.5 fpsから30 fpsへ補完することになるので、2枚の静止画の間をつなぐ3枚の静止画をプログラムが作成することになる。さらに、8倍になれば、2枚の間に9枚も作って補完するということだ。

Final Cut Pro Xにもスローモーション作成機能はあるけれど、さすがに8倍(速度12.5%)までにすると厳しい。オプティカルフローというアルゴリズムを使っているようだけど、撮影したカメラの手振れ補正の影響もあってか、瞬間移動の残像が現れたりしてるw

ところが、YouTubeのスローモーションを見てみると、驚いたことにFCPXよりも映像が自然だ。

枝の影になると、JPEGの類のような空間圧縮特有の潰れが被写体の周りに現れるけど、動き自体は滑らかだ。ある意味錬金術のようなものなので、フォームチェックに利用するのは意味なさそうだけど、案外、動画編集ツールとして利用できるかも。

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