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腰痛再発

GWにコブを滑りすぎて4年ぶりに腰痛が再発したついでに、これまでの腰痛を振り返ってみる。

最初に腰痛の症状が出たのは、かれこれ18年前の冬。カービングスキーを初めて買って何度か滑った頃だった。当時はエクストリームカービングなんてものがスキーの雑誌にも載っていて、ストックを持たずにハンズフリーで、ビッテリーターンのように雪面に手を付いて滑る様子が紹介されていた。

そもそもカービングスキーは邪道に思えて、それまではノーマルスキーで滑っていたのだけど、たまたまスキーシーズン直前にスキーショップに立ち寄って店員に話を聞いているうちに、カービングスキーも試してみたくなり、勢いで買ったしまった覚えがある。確か、当時北野にあったヴィクトリアの店舗で買ったはずだ。それから何回かエクストリームカービングをよく理解もしないで真似て滑っていると、無駄に前かがみになった状態になって、とても腰に負担が大きい姿勢で滑っていた。

Ecurve

そんな間違った滑り方を何度か繰り返した後の正月休みのある日、掃除か何かをしようと、ポリタンクの愛称で呼ばれていたPower Mac G3を持ち上げた瞬間、腰に経験のない激痛が走って、身動きが取れなくなった。ベッドに横になり、寝返りも打てない状態。なんとか車に乗って整形外科で診察を受けると、予想通りギックリ腰だった。おそらく腰に負担がかかる姿勢で滑っていたのが悪かったのだろう。

患部を温めたり電気を流したりのリハビリを数回行ったけれど、あまり状態は改善しない。1ヶ月後くらいにMRIの検査を受けると、軽い椎間板ヘルニアだと診断された。

激痛こそなくなって、ある程度普通に動けるようにはなったものの、腰の調子はイマイチで、違和感が残っていた。膝裏の腱が突っ張ったような状態で、たまに痺れが出ることもあった。そこで、春になって大学の健康診断を受けたときに相談して、保健管理センター(ホケカン)で腰の診察を受けてみた。一応、レントゲンは撮ったのだけど、診断では椎間板ヘルニアではないということになった。

結局、その後はすっきりしないまま、普通には生活できるし、運動もできるので、重いものを持つときや普段の姿勢などに注意しながら生活していた。ギックリ腰にまではならなかったけれど、たまに油断して腰を痛めて、今回のような鈍痛が続いて背筋を伸ばすのが辛くなることはあった。でも、病院へ行ったりして特別な治療はせずに、安静にして症状が治まるのを待つようにしていた。

10年以上、そんな状態を続けていたけれど、例えば、9年前にモーグルの草レースに出た時、インスペクションで腰を痛めた。その後はしばらく腰痛はなかったけれど、4年前にキロロでテレマークをしてて再び腰痛になった。今回はそれ以来。

前回は岩本整骨院?で診てもらい、電気で治療してもらった。去年の冬に肩を痛めたときは、近所の整骨院へ行き、今回も同じ整骨院へ。最近は、骨折でもなければ、整形外科を受診して同じような治療を受けるより、整骨院で関節や筋肉をほぐしてもらった方が調子がいいと思うようになった。

今回は、GWに急に激しくコブを滑りすぎたせいで、大腰筋だか腸腰筋だかがかなり張って硬くなってしまったらしい。その結果、腰と筋肉の付け根辺りで炎症があり、腰痛の症状として出ているようだ。背筋を伸ばそうとすると大腰筋が引っ張られて痛いから、背筋が伸ばせない。ジジイのように前かがみになってしまう。とりあえず、整骨院に通って治療を続けている。

自分の腰痛は明らかに椎間板ヘルニアとは別物だ。今回のように急にコブを滑りまくったりして筋肉を使いすぎてパンパンに張って硬くなったり、あるいは肩を痛めたときに安静にして硬くなって可動域が狭まり四十肩になってしまうように、筋肉の柔らかさを保つことが必要だ。当たり前なのだけど、定期的に適度な運動をして、筋肉の柔らかさを維持することが大事なのだと思う。コブを滑るにしても、急に週3、4で滑りまくるのではなく、徐々に慣らすべきだった。今さらだけどw

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