MojaveでiPhoneのバックアップ先を外付けHDDに変更
バッテリー交換する前にiPhoneのバックアップをとろうとしたら思いのほか難儀したけど、なんとか完了したのでメモをしておく。
【2020年5月16日 追記】この方法でやろうとしても上手くいかなかったので、別の方法で変更したのがこっち。
iTunesを起動してバックアップをとろうとしたけど、空き容量が足りなくてできなかった。飽きは30GB以上あるけど、iPhoneの容量が64GBなので、仕方がないと思って、古いバックアップファイルを外付けHDDへ移動してみた。
iPhoneのバックアップファイルの場所は、ググってここを見て調べた。通常はライブラリフォルダは非表示にされてるので、書いている通りFinderのメニューからoptionキーを押しながらライブラリフォルダを開く。Backupフォルダを見つけ出したら、外付けHDDにドラッグ&ドロップでコピーした。
本体に残ってるBuckupフォルダを削除すると、空き容量は約50GBに増えた。試しに再度バックアップを試みたけど、やっぱり容量不足でダメだった。仕方ないので、今度はFinal Cut Pro Xのライブラリファイルも外付けHDDに移動して、なんとか64GBを超える約80GBを確保した。
さすがに、今度はバックアップできるだろうと思ったら、またもや容量不足でバックアップできなかった。いったいどれだけ空き容量が必要なんだ!?
いよいよ本体上に削除できる大きなデータも残ってないので、macOSのUnixの機能を利用することにした。昔とちがってターミナルを使わなくても便利になったし、ターミナルを必要とする作業もしなくなったので、コマンドはほとんど忘れてしまった。
とりあえず、さっきのサイトやここのやり方でBuckupフォルダを外付けHDDに作成して、lnコマンドを使ってシンボリックリンクを作ろうとした。ところが、"No such file or directory"(そんな名前のファイルもフォルダもねーよバーカバーカ)と叱られた。
変だと思ってlsコマンドで
ls "/Users/(ユーザー名)/Library/Application\ Support/MobileSync/"
としてみたところ、今度は"Operation not permitted"(無駄無駄無駄無駄)と叱られた。
どうやらlnコマンド以前の問題のようだ。そこで、さらにネットを調べてると、アップルのディスカッションでここを発見。実は、Mojaveのセキュリティ強化の影響で、以前の方法では実行できなくなったことが分かった。でも、ディスカッションの中からターミナルに"フルディスクアクセス"の権限を与えることにより、コマンドの実行が可能になることも分かったので、ここを参考にしてまずは試してみた。
Dockからシステム環境設定を起動して、「セキュリティとプライバシー」の「プライバシー」パネルを表示させる。「カギ」アイコンをクリックしてパスワードを入力してロックを解除。「+」ボタンをクリックして、ターミナルのアプリケーションを選択して追加する。ターミナルはすでに起動している場合、フルディスクアクセスの権限を与えるにはいったん終了する必要があった。
では、改めてターミナルを起動して、lnコマンドでシンボリックリンクを作ってみる。ところが、またもや"No such file or directory"と叱られてダメだった。なぜだ?
アップルのディスカッションで成功した人のコマンドラインを見ると、ダブルクオーテーション(")を入力していないのが気になった。ダメ元で「"」を削除して、再びlnコマンドを実行する。
ln -s /Volumes/(外付けHDD)/Backup "/Users/(ユーザー名)/Library/Application\ Support/MobileSync/"
すると、ようやくシンボリックリンクを作成することができた!
やっとiTunesでiPhoneをバックアップする準備ができたので、さっそくバックアップを実行してみる。今度こそ容量不足で叱られることもなく、バックアップが始まった。いやぁ、一時はどうなるかと思った。
まとめとしては、
- 外付けHDDに空のBackupフォルダ(名前は何でもいい)を作る。
- ライブラリの中にあるMobileSyncフォルダの中のBackupフォルダを移動する。
- ターミナルにフルディスクアクセスを許可する。
- lnコマンドでシンボリックリンクを作る(「"」を入力しない)。
- iTunesでバックアップをとる。
詳細は本文で。久しぶりにコマンド使ったけど、何とかなってホッとした。
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