19/1/27 余市岳
忘れ物が多くて迷惑かけ通しだったけど、厳しい条件の中、いい斜面を滑れて疲れ果てた。
連休は体調不良で一緒に行きそびれたので、おでんや倶楽部のツアーへリベンジすべくキロロへ向かった。5時半におきてまずはおにぎりを作る。危うくシールを忘れそうになったけど、一応、準備を済ませて7時に自宅を出発した。車の流れは比較的よくてキロロには8時半には着きそうだったけど、駐車場がまさかの激混み。辛うじて一番最後の列に停めれた。ただ、結果的にはもうちょっとだけ遅ければ、優先駐車場の方へ回されて、その方が近かったようだ。
待ち合わせのマウンテンクラブも激混み。外人がキロロに帰ってきた。友達もたくさん。みんなキロロへ集まってきた。これは競争率が高い。前日にもたくさん人が入っているだろうから、どこへ行くか悩ましい。
おでんや倶楽部のメンバーがそろったので、行き先を相談しつつ登山計画書を準備したけど、9時を過ぎても受付には長蛇の列。提出が終わるのに30分以上かかった。ゴンドラに乗って山頂駅に着くと、すでに10時をすぎている。ハイクの準備をしていると、なぜかポールがない。ポールはどこへ?マウンテンセンターへ忘れてきたっぽいw
仕方なく他のみんなには先に出発してもらい、一人ポールをゴンドラで取りに戻って、後から追いかけることにした。ただ、バラクラバも家に忘れてきていたし、防寒テムレスをインナーブローブにしようと持ってきたけど、オーバーグローブとの摩擦が大き過ぎてはまらないし、何かと集中力がなく不安だったので、BCは諦めようかと思ってmsrnに連絡してみた。ところが、残念ながら連絡は通じない。もう全力で追いかける覚悟をした。
ゲートを出発したのは11時。すでに40分以上スタートが遅れている。msrnと連絡がとれたので、スタートの報告。歩いてすぐに大きな集団がトレーニングかなにかをやっていた。その横を通り過ぎてしばらく行くと、飛行場は吹雪でホワイトアウト。トレースとGPSを頼りに進んだけれど、そのうちトレースも消える。
うっかりルートをまちがえてしまい、1km以上余計に歩くことになってしまった。すでにドロップポイントに着いている他のメンバーが、光の中から現れたときには、心からホッとした。ずいぶん長い時間待っていてくれたみたいでホントに申し訳ないです。
すぐにドロップの準備をして1本目。撮影のために数十mだけ先に滑り降りた。パック気味でちょっと重いけど、それなりの深雪。ファインダーでGumboさんを追っていると、ちょうど横切るときに転倒。ロッカーの板じゃないと大変らしい。BulkyのGumboさんに続いて、スピードに乗って滑り降りて行ったQちゃんも下の方で転倒。最後のmsrnもつんのめっていたけど、堪えて転ばずに下まで降りていた。自分は警戒して滑ったせいか、無難に滑り降りることができた。
ボトムで軽く休憩をとりながら斜面を見上げると、隣のボウルの中の尾根がまずまず良さそう。2本目に期待して登り返した。
迷惑をかけた分、ラッセルでお返しするつもりで、がんばってドロップポイントまで登り返した。とはいえ、スタートの遅れを取り返そうと急いで来た上に迷って余計に歩いているのですでにバテバテ。滑った後の登り返しとゲレンデへの帰りが心配だった。
斜面をシェアするために手前と奥で数名ずつに分かれる。ただ、自分だけ撮影のために一番奥のメローな尾根のトップへ移動。ドロップポイントからフォールラインへ落とすGumboさんを撮影。無事に滑り降りたのを確認すると、残りは隣の尾根のトップへ移動した。木陰のせいで撮影できる距離が短くなるため、自分は先に尾根をボトムまで滑り降りた。1本目と似たような雪質でちょっと重い。尾根からボトムまではちょうど日陰になって斜面の凹凸が全然分からなかった。
尾根のトップに残ったみんなを見上げると、結構遠く見える。最初に滑った山ちゃんは予想以上の斜面の起伏に飛び跳ねながら滑っていたけど、アルペンとはいえ転ばないのがさすが。自分ならきっと潰れて転んでそう。でも、滑り降りたみんなは雪質はよかったと話していたので、いい斜面を選んだと考えていいだろう。結果的には最後にライトのラインを滑ったmsrnが一番いい思いをしたようだ。今回は仕方ないとはいえ、いつか自分でも滑ってみたい斜面だ。
疲れ果てていたけど登り返さなければ帰れない。こちらの斜面は風が巻いていて緩い追い風だけど、稜線まで出ると爆風が正面から吹き付ける。シェルを着てフードを被るけど、顔が冷たくて凍傷になりそうだ。サングラスからゴーグルに付け替えて凌いで、黙々と飛行場を歩いた。Qちゃんの素晴らしいガイディングでおかえりコースへスムーズに合流。あとはゲレンデをマウンテンセンターまで帰るだけ。疲れ果てていたので、最後のゲレンデが一番堪えた気がする。太ももパンパン。
腹が減っていたので温泉はやめて一期一会へ直行。ところが、なんとここも激混み。外人は一期一会にも来るようだ。注文してから30分近く待ったかもしれない。空腹なのにあんかけ焼きそばはアツアツなものだから、なかなか食べるのも進まないというジレンマ。それでも完食すると身体も大分温まってホッとした。無事に帰って来れたことに感謝した1日だった。連れて行ってくれたQちゃんにも感謝!
レリーズ!9枚目。
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コメント
撮影お任せでスミマセン
良いとこ撮りの編集でありがとうございます。
投稿: Q | 2019年2月 4日 (月) 11時31分
>Qちゃん
こちらこそあの天候で素晴らしいガイディングにとても感謝しています!
おかげさまで束の間の夫婦円満が訪れましたw
おでんや倶楽部の滑りはファインダーをのぞいていてもテレマークの楽しさが伝わってくるので、撮影もとても楽しいです。
また今度ご一緒してください。
投稿: H本 | 2019年2月 4日 (月) 20時13分