北海道ふっこう割
こういうバラマキは好きではないのだけど、割り切って使わせてもらうことにした。
msrnが旅行補助券5万円をもらって10月まで使えるらしい。どうせなら補助券を目一杯使って宿を取ろうと興味のあるところを近畿日本ツーリストのパンフレットから探したけれど、2人で2万円程度の宿と5万円を遥かに越える高級旅館に分かれる。意外にも中間があまりない。
そんなとき、今ならまだ北海道ふっこう割が使えることを教えてもらった。msrnの話では、なんと2万円もの支援が受けられるらしい。
1日目に滑って泊まって2日目も滑るのに都合のいい宿の中で、泊まってみたい宿を探すと、ラビスタ大雪山が良さそうだった。ご飯も美味しいらしい。1泊2食付きで一人22,600円。合計45,200円なので、北海道ふっこう割は満額の20,000円の補助が支援が受けられて、25,200円になる。旅行補助券20,000円分を使って5,200円で泊まれるのはありがたい。
ちなみに、ふっこう割は合計40,000円以下24,000円以上の場合は支援は12,000円にとどまる。日によっては一人19,200円なので合計38,400円。すると、ふっこう割12,000円を引いて26,400円。一人22,600円の日の方が結果的に安く泊まれるという逆転現象が起きる。
予算が決められている制度なので、自分が使わなくても他の人が使って予算が消化された時点で支援は終了する。去年の地震による旅行需要の落ち込みへの対策とはいえ、いまいち効果的な政策とは思えない。
紅葉シーズンの9月の需要が3月までの旅行に振り返ることができる人ってどのくらいいるんだろうか。秋の北海道には食べ物に期待して訪れる人も多いだろうけど、収穫の時期を過ぎれば食べることはできないだろうし、雪の寒い季節を敬遠する人も少なくなさそう。富良野・美瑛なんて夏から秋にかけては激混みだけど、冬はガラガラだ。ふっこう割があるからといって、利益をそれほど回復できるようには思えない。
根本的な問題が、国の予算その他経済が基本的に単年度で進められるからのような気がする。もしかしたら来年度もふっこう割が設けられるのかもしれないけど、結局はいつものように本当に必要な人のところへ支援が届かないという結果になりそう。
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