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19/2/10 江丹別峠

前から一度は行ってみたいと思っていた江丹別峠。

札幌からわざわざ滑りに来るまでもなく、日帰りには遠い。そんなエリアなので、これまでは通り過ぎるばかりで、滑るチャンスがなかった。ところが、前日の旭岳が酷くて2日連続滑る気にはならない。といって、他所のスキー場へ行く気にもならない。実家へ寄る必要もあるので、ちょうどよかったのが江丹別峠だった。

比較的お手軽。残念ながら同行してくれる友達は見つからなかったけど、お手軽ならmsrnと二人でも心配ないだろう。朝食を朝イチ7時から食べ始めて早く出発するつもりだった。

ところが、朝食は和洋バイキング。貧乏人にとってはバイキング=食べ放題。とりあえず、好きなものだけは制覇しなければ元を取れないと考えてしまうので、席に戻って器には、肉に魚に揚げ物など普段の朝食の倍の量が載っている。それでも取りきれないので何度も席を立って果物やらデザートやらも取りに行き、すっかり食い過ぎて気持ち悪かった。

前日出なかったうんこは夜中に目が覚めたときに放り出してはいたのだけど、朝から大食いでまたもやうんこが押し出された。切れ痔を防げたのはよかったけれど、ハイクアップが心配だった。

8時にホテルを出発して旭川郊外を抜けて江丹別峠を目指す。思いのほか天気がいい。青空が見えているので気持ちいい。10時前に到着したらどれほど混んでいるだろうかと心配していたら、意外にも数台しか停まっていなかった。それでも出発が遅いので急いで支度をしてハイクを始める。

トレースはシューで踏み固められていて、かなり人が入っていそうな様子だった。アップダウンのあるトレースを辿って30分ほど歩くとコルに到着。そこから斜面の様子を何となくうかがいながら登っていくと、653ピークに着いた。朝食を食べ過ぎてずっとゲップをしながらのハイクだった。

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シールをはずして準備してると、奥からスノーハイキング10人くらいのパーティーがやってきた。下から登ってきたスキーヤーくらいしか、この日は滑りに来ていないようだ。ウェアがタナカズさんっぽかったけど、呼びかけても手を振っても返事がなく、どうやら偽物だったらしい。

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とはいえ、このタナカズさんの偽物にはお世話になった。彼の滑った近くを落としたのだけど、経験したことがないような大きなうねりに滑りながら呻きをもらし、思わず止まるしかなかった。とても気持ちよく滑れるような起伏の大きさではなかった。うっかりスピードが出て吸収できなかったらジャンプしてしまうサイズ。下手に斜面にストレスを与えるのも怖いので、大人しく尾根の上にトラバースしていくと、偽タナカズもその尾根の途中で登り返していた。

登り返しのトレースもありがたく使わせてもらう。msrnと二人だけなので助かった。ピークへ戻るとモービラーが集まっていた。旭川でもこんなところまで登ってくるようだ。

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天気も良くて雪もいいので、奥まで行ってメローな斜面を落とすことにした。こちらも偽タナカズのラインが付いている。だいたい同じ標高まで落として、木がうるさくなる辺りから登り返した。

とにかく雪がいいので気持ちいい。中斜面をスピードに乗ってターンするのがテレマークにはちょうどいい気がする。すっかり満足して登り返していると、雪がちらついてきて、みるみるうちに辺りは真っ白になった。ちょうど滑っているときに天気がよくてラッキーだった。

天気も悪くなって時間も時間。潔く車まで来た道を戻ることにした。下りが長いのでシールを外してコルまで滑り降り、そこからまたシールを貼って車まで歩いた。来るときのトレースを工夫していれば、もしかしたらテレマークならシールは必要ないかもしれない。時間があれば、一度反対側に滑り降りて登り返してもいいかも。

車に戻ると14時すぎ。温泉に入ってから実家へ行くとさすがにギリギリだ。吹雪の中を急いで秩父別温泉へ向かった。行動食を食べなかったので、さすがに運転中に腹が減ってきた。そこで、温泉のレストランで昼食をまずとる。おやつの時間だったけど。コスパの高いカツ丼そばセットで満腹。ついついカロリーの高いものを食べてしまう。

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秩父別温泉は温度がちょうどよくて身体もちゃんと温まった。実家で少しゆっくりしてから札幌を目指す。ところが、吹雪はどんどん強くなる。国道には雪が10cm以上センターライン上に積もっている。視界が悪いのでノロノロ運転の車に行くてを遮られる。追突されそうで怖い。そんな道路を当別を抜けるまで走っていたのだけど、江別まで帰ってくると雪はピタッと止んだ。札幌には降雪の気配もない。連休最終日を残して帰ってきたのが悔やまれないわけではないけれど、体力を考えれば正解だろう。腰に疲れも溜まっているので、しっかり休んで来週末に備えよう。

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