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19/2/24 アポロ

ずいぶん久しぶりにキロロへ行ってきた。

今月はじめに余市岳を滑って以来、キロロへ行っていなかった。雪が増えるどころか厳冬期は終了して、どんどん春へ向かっている。msrnがまだパウダーを滑りたいようなのであちこち探してはみたけど、結局、キロロでまさまさまさきのり2さんたちと一緒に滑ることにした。

おにぎりを作るのが面倒なのでご飯を炊かなかったのだけど、なぜか早く目が覚めてなかなか寝付けない。仕方ないので5時すぎに起きて少ししたらうんこがしたくなってトイレへ行ったら、すごく長いうんこが出て気持ちよかった。幸運の兆しか?

前日は山でバインディングのビスが緩んだので、夜のうちに念入りに調整しておいた。切断面に塗っていたニスも少し剥がれていたので、上からもう一度塗って乾かしておいた。市販品とちがって自作はいろいろと初めは気をつかう。結果的に、準備に時間がかかったので、早起きしてよかった。

予定通り出発しようとしたら、なぜかキロカが見つからない。旭岳へ持って行って以来使っていない。落としたのでもなければどこかに入っているはずだ。なかなか見つからないので再発行しようかと思っていたけど、最後の最後にバッグのポケットの中に入っているのを見つけた。もう歳だなぁw

それでも家を6:40に出発。新川のセブンで朝食と行動食を調達してからまっすぐキロロを目指した。路面は乾いていて走りやすい。車の流れも悪くなくて、特に急いでもいないのに8時すぎにはキロロに到着した。それでももうそれなりに車が停まっているのだけど。

支度を済ませてマウンテンクラブへ向かう。ミクを片手で抱きかかえているせいか視線を感じる。女子ウケを狙った目立つカラーリングだからだろうか。それとも幼女を連れ去ろうとしてるように見えるのだろうか。ともかく、以前のミクよりも目立つのはまちがいない。

マウンテンクラブへ行くと誰かしら知り合いが必ずいる。話をしてるうちにメンバーもそろって、時間になったら登山計画書を提出。パウダーが消えたせいかもうマウンテンクラブは空いている。

予定通りアポロへ向かうので、余市に乗ってからまずは滑り降りる。面倒なのでストックボードの状態で、オープンしたばかりのピステを滑ろうと進んでいったら、突然コブ斜面に変わる。うっかりしていた。コブ斜面をスプリットボードで滑る気にはならなかったので、トラバースして隣のピステのかかったコースを滑り降りたけど、向かい風が強すぎる。止まりそうになりながらゲートを通過した。

沢までそのまま滑っていってシールを貼っていると、ぞろぞろと人がやってきた。タケさんや奈良さんのツアーだった。結局、自分たちもそのあとを追う形でルートをとって進む。自分にとっては初めてのルートで、早い段階で尾根に取り付いて標高をかせぐ。ただ、問題は尾根へ上がってからだった。

予報で風が強いことがわかっていたし、朝も車から稜線は風で雪が舞っているのが見えていた。風下を登っているうちはよかったのだけど、標高も上がり風がどんどん強くなっていく。Andyの話では、前夜は最高24mの強風だったらしい。当然、尾根はカリカリ。とてもピークへ行けるような状況ではない。早々にクランポンを取り付けて登ると、スキーヤーたちに追いつくことができた。ただ、風が強くてまっすぐ立っているのもやっと。登るのは諦めて斜面に入って風を交わす。

結局、そこからドロップすることになったので、準備をする場所を確保してモードチェンジも行う。雪が溜まった足場のまわりはカリカリで、風も強いのでシールを剥がすのも緊張する。シールのゴマちゃんバッグを風に飛ばされそうになって焦ったけど、ポールに引っかかって止まってくれた。そして、滑ろうとしたらまたしてもポールをしまい忘れていて時間をロス。滑るのはまだまだ自信がないので、大人しく最後に滑ることにした。

結果的に一番スキーヤーズレフトを落とすことになったのだけど、うっかりノールにできた小さな雪庇から落ちてしまい、その瞬間にシューティングクラックが走って足下の雪が割れて滑り落ちて行った。後ろを振り返ると浅い破断面も見える。慌てずにデブリをやり過ごして停止できた。幸い、ノールの下は傾斜が緩くなって木も生えている。そこで雪崩は止まってくれた。

雪庇の下の吹き溜まりで危ないトラバースはしたくないので、いったんデブリのところまで標高を下げてから尾根の方にトラバースしながら滑り降りた。雪は意外と滑りやすい。気持ちよく滑っていたらカメラからは立木の陰に入ってしまったみたいで、せっかくカメラを構えてくれたのに申し訳ないことに。

結果的に一番レフトを滑った自分が一番雪がよかったみたいで、2さんはもう帰る気満々。msrnもお帰り斜面をちょっと滑るだけでいいらしい。さすがにAndyは消化不良のようで、雪がいいところを使ってフォトセッションを行うことになった。後続パーティーが同じ斜面を滑り降りたので、10分ほどハイクしている間2さんに待ってもらい、手前の尾根沿いをビデオを撮りたい自分から先に滑る。

ミクを撮ってもらうために滑るラインを予め伝えてドロップしたけれど、カメラ前で転びそうになるわ、そもそも撮りづらいライン取りで酷かった。撮影ポイントに選んだ場所も悪くて残った映像も残念。せっかくいい光があったのに。スノボだといろいろダメダメだ。


password: apollo

フォトセッションを終えて滑れるところまで滑り、そこからハイクして戻る。みんなはシールを貼っていたけど、トレースが硬いのでツボで帰ることにした。スプリットボードを自作したのに、シールを貼ったり剥がしたりするのが面倒でw トレースは確かに硬くて歩くのはもんだいのだけど、距離は長かった。1km近くもミクを抱えてツボで歩いてしまった。

Img_3591

リフトに乗ってゲレンデを滑って戻るのだけど、いつもこのリフトが自分にとっては最後の難関だ。今回はリフトを降りてすぐにステップインで安全に滑り降りようとしたのに、ステップインがはまった直後に逆エッジで転倒。初心者はスプリットにしても初心者だ。

ゲレンデのバーンが硬く締まっていてカービングが楽しい。久しぶりの感覚が気持ちよくて、下山報告のあとにみんなと別れて行動食を食べてからmsrnと二人でゲレンデを2本滑って帰った。整地でスプリットボードはどうなのか試したかったのもあるけど、やっぱりスプリットはスプリットで、ソリッドと同じとはいかないと感じた。バインディングが1cmほど高下駄になっていて、ボードも割れているためにトーションがかなり失われているのか、なんともダイレクト感がないまったりとした乗り味。車ならMTとCVTのちがいのような。

レリーズ!10回目。

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