19/2/9 旭岳
あちこち行き先に迷った末に結局、朝から旭岳。
旅行補助券とふっこう割を活用して9日はラビスタ大雪山に泊まることになっていた。旭岳の麓なので、単純に考えれば旭岳を滑るのが手っ取り早いのだけど、コンディションが怪しい。前日は強風でロープウェイは運休。当然、雪も飛ばされているはずだ。運休のおかげで溜まっているところは残っていたとしても、3連休なので熾烈な競争になることは目に見えている。それならいっそ旭岳へ行く途中で滑って行く方が、時間的にも余裕があっていいように思った。チェックインも15時からだし、下山してからホテルへ向かえばいい。
ところが、3連休の予定が決まっていない人はさすがに周りにはいなかった。大抵はみんな遠征の予定を入れているようで、連絡する人はみんな先約あり。こうなっては仕方ない。一時はmsrnと二人だけでどこかのBCを考えてもいたけど、msrnは旭岳を滑りたそうなので、ダメ元で早朝に出発して旭岳を目指した。
5時半出発の予定がいつものように遅れて5:50に出発。市内のコンビニで2日分の行動食と朝食を調達してから高速道路に乗る。天気は悪くないのだけど、路面に雪が積もっているので、トラックが雪煙を巻き上げて視界が悪くなる。前が見えないときはまずトラック。視界の悪さにビビってノロノロ運転の車がトラックに続いている。そんなのに付き合っていたら旭岳に着くのは昼になってしまうので、慎重にトラックたちを追い越して、旭川には7時半には到着した。寒気が残っているのかここまで冷え込んだ旭川市内へ来たのは初めてだ。
ただし、鷹栖ICで降りたのが失敗。いつもと同じルートなのだけど、実は旭川北ICまで行ってから降りた方が市内で時間がかからずに早いらしい。実際、旭岳に着いたのは8時半すぎ。すでに駐車場には車がたくさん並び、ロープウェイ待ちの行列も1階まで伸びていた。
しかも悪いことに、この日は始発の9時の便が遅れていて、20分にようやく出発。2番目の便に乗れたものの、激混みの様子に気が滅入る。山頂はマイナス21度だけあってなかなか寒い。いつもとちがう厚手のバラクラバにヘルメット、シェルの中にも上下とも防寒着を着込んでいるので、寒さには対抗できた。
どうにもならないのは雪だ。案の定、かなりパックされているか、飛ばされているかのどちらか。寒くて板も走らない。ロープウェイも2本目、3本目となるにつれて乗客が減っていくように感じる。ガイドツアーらしきフジケンさんも早々にレストランで休憩を取っていた。
姿見駅では先日一緒に手稲山で滑ったΔ狐くんがいてばったり。こんなところで会うとは思っていなかったので驚いた。
旭岳にはもともと期待していなかったからそれほどショックではないけれど、4時間券に3,900円も支払っているので、最低限元を取らないことには帰れない。悪雪に疲れて休憩をとったmsrnを乗り場に置いて、一人で雪探し。ロープウェイから見下ろして目星をつけて、狙った斜面には辛うじてノートラックが残っていた。チケットの時間が13:40までだったので、最後の1本でmsrnを連れて同じルートで滑る。合計6本ロープウェイで回して滑り、さすがに疲れたのでそのまま終了。
盤の沢に行きそびれたけど、ガスガスで見えなかったので仕方ない。視界が悪い時に雪崩れても危ないし。ともかく、旭岳にはこれまで通りあまり魅力は感じない。自分にはいろんな意味で緩いエリアが合っている。
ラビスタ大雪山はロープウェイの駐車場から車ですぐ。15時前で駐車場もまだガラガラ。チェックインを早めに済ませて、スキーをフロントで預かってもらい、部屋で片付けを済ませたら急いで風呂へ温まりに行った。さすがに旭岳は寒かった。ブーツの冷たさが普段と比べものにならない。
ところが、風呂はお湯がなぜか温度が低い。桶の風呂だけは室内で暖かかったらしいけど、知らずに内風呂と露天風呂しか入らなかったので、なんだか期待したほど身体が温まった感じがしない。それなのに風呂上がりのアイスを食べたら余計身体が冷える。しかも、貸切風呂にも入ってみようとロビーでアイスを食べながら待っていたのが失敗で、玄関から入ってくる冷気で冷やされた。サービスのココアを飲んで温まったけど、なかなか貸切風呂が空かないし、湯冷めして風邪を引いてはばかばかしいので、ココアを飲み終えたら部屋に戻った。
さすがに3連休はスキー客以外も泊まっていて満室らしく、夕食は二部制。腹が減っているので、もちろん前半の17時半までにはレストランへ着いて食事を待つ。ドリンク1杯サービスらしいのでビールを頼んだけど、なんだかんだ温泉で身体は温まったので美味かった。食事も洋食コースの料理はそこそこ美味しい。はじめは空腹のせいで物足りなかったけど、料理は少しずつ運ばれてくるので、肉料理の頃にはお腹いっぱいになっていた。うるさいおばちゃんたちは鉄板焼きコースへ行ってくれていたのか、レストランはそんなに騒がしくなかったのも良かった。
部屋へ戻るとmsrnはすぐに寝たので、一人スマホで翌日の計画を練る。旭川の友達に連絡をしても尽くみんな先約があり、結局、2日目もmsrnと二人だけになってしまった。
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