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四季ミクジニアス スプリット その6

自作スプリットボードの痛板化とインターフェイスの取り付け。

痛板化に興味ない人はこっちへジャンプ。そもそもスプリットボードにするのは痛板にするためだった。ソリッドボードを痛くしても、背負ってスノーシューでハイクすると、辛いハイクの時にせっかくの嫁を見ることもできない。癒されるのは自分の後ろの人だけで、はっきり言って痛板の意味がかなり失われている。

つまり、バックカントリースノーボードは痛板にしなければ意味がないと言っても過言ではない。

そんなわけで、痛板にするのは確定していたのだけど、問題はデザインだ。手鋸でカットしたときにはっきりと悟ったけれど、嫁の顔がカパッと割れるのはどう考えても気持ち悪い。寄生獣を彷彿とさせる。

ハイクのときにちゃんと嫁の顔が見えるように、スキーと同じく左右どちらか片方に顔が配置されているデザインでなければいけない。そう考えて用意していたのが、実は、先に痛板化したソリッドボードのデザインだった。

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どうしてソリッドボードを先に痛板化したかといえば、ソリッド用に別のデザインを作る余裕がなかったというのも正直なところだけど、いっそスプリットと同じデザインなら痛板化の練習もできると思ったからだ。

前置きが長くなったけど、スプリットだからといってやることは基本的には一緒。ただし、左右を合体させたときに1枚の絵になる点についてはスキーよりもシビアだ。スキーなら左右で多少ずれていても隙間があるので気にならないけれど、スプリットだと1枚の状態に戻るのでそうはいかない。ステッカーはいつも通りA4をつなぎ合わせるのだけど、貼るときは割った状態でスキーのように分けて貼るので、ステッカーも板が割れる位置に合わせて縦にに切る。板をカットするときに左右の幅が異なってしまったので、切るときは実際の板の幅で切るように注意。

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半分に切ったあと、テープで仮止めして板に合わせてみる。

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半分に切っただけだとステッカーと板の切断面との隙間がなくてステッカーが剥がれやすいので、2mmくらいの切断面から内側にステッカーをカットする。

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板を合体させたときに左右の隙間が数mm程度あっても、気になるほどではない。左右はともかく、上下はピタッと合うのでずれると気になる。そこで、上下のステッカーはしっかりとオーバーラップ処理をする。これでステッカーのカットはほぼ完了。

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板からはみ出ないように向きや幅を調整しながらテープで仮止めする。エッジや断面からの隙間が少ないときは適宜カッターでカットしていく。

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一番大事な顔の部分のステッカーをまず空貼りして、そこに合わせて隣り合うステッカーから順に貼っていく。向きがずれてはみ出しそうな場合は、適宜カッターでカットしてから貼る。

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空貼りは一発勝負のリスクはあるものの、ステッカーと板の間に水が残らないというメリットがある。もちろんゴミや気泡が入る可能性はあるけれど。30cmくらいの定規で納まる幅なら、空貼りの方が自分としては慣れている分簡単だった。

実は、上の写真の通り、今回、大きなミスをしてしまった。印刷にムラがある。というのは、プリンタ設定のミスでステッカー用紙を浪費してしまい、種類の異なる古いステッカー用紙も混ぜて使わざるをえなかったため、印刷結果にちがいが生じてしまった。特に、右足の部分のステッカーの色乗りが悪い。ステッカーは同じ品番で、できるだけ同じタイミングで購入する方がいい。ちなみに、色乗りがいいのは29421番で、色乗りが悪いのが28875番。28875番は下地が透けないタイプで、ステッカー用紙の裏が遮光性のものになっているのに後から気づいた。印刷結果については調整ができるので、基本的には下地が透けない28875番を使うのがいいような気がする。29421番の方が少し安いようだけど。

ステッカーを貼り終えたら、ステッカーとデッキ面の外周を保護するため、いつものストームガードを外周に貼る。スプリットは割った分だけ外周が長くなるので、ソリッドの約2倍の長さが必要だ。スプリットボードはハイクで板が重なってダメージを受けやすいらしく、痛板乗りじゃなくてもストームガードを貼っているボーダーもいるくらいだ。保護は欠かせない。

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これで痛板化は完了。次はいよいよスパークのチップクリップを取り付けて、パックも取り付ける。痛板化したので、インサートビスも含めて、穴は全部ステッカーで塞がれた。使わない穴はそのままでいいけど、必要なところはカッターで穴を開ける。

フックの穴は貫通しているので、仰向けになって照明で透かしてみると位置が分かる。仰向けになってカッターで穴を開けているのだけど、おそらくこの姿を客観的に見たら変態以外の何者でもないだろうw 独身の日でよかったwww

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同じようにチップクリップも穴を開けた。

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いよいよSpark R&Dの新しいチップクリップを取り付ける。ペンチの代わりにラジオペンチを使ったせいか、なかなか力が入らなくて上手く取り付けられない。苦労の末になんとか合体させることができた。

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そして、ついに合体!

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それにしても、痛板にするとステッカーで4×4の穴が隠れるので、まるでカスタムメイドのスプリットボードのようだ!

さらにツーリングブラケットやクライミングサポートを取り付け、スライダートラックも取り付けられるようにした。クランポンも板と干渉することなく装着可能。

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インターフェイスをすべて取り付けて、表側はついに完成!

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残念ながら、まだソールの処理が残っている。なかなか作業が終わらない。

その7につづく。

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