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ダブルインソール

スノボブーツのフィット感を増すためにインソールを2枚重ねにしてみたら意外と調子がいい。

初めて買ったブーツがきつかった反動もあり、レジェンドたちを真似てアキュブレイドにしたらYONEXしか選択肢もなかったので、サイズが合ってなくても2シーズンは我慢して履いていた。3シーズン目にはソール剥離でワンサイズ大きなブーツを履かざるを得なくなり、いよいよ我慢ならなくなってスキーのインナーブーツに交換してみた。

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Full Tiltのインナーブーツに交換したのは、スノボブーツのように足をグルっと巻くタイプで、スノボと相性がいいのではないかと思ったからだ。

ところが、実際に履いて滑ってみると、足首が全然曲がらなくて滑りづらい。フィット感は改善されても、スキーブーツで滑ってるような感覚になってしまった。さすがにこれじゃ酷いので、今度はテレブーツのインナーブーツに換えてみた。

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Scarpa T2 ecoのインナーブーツはアルペンブーツよりは足首が曲がりやすかったけれど、タンが厚いのでやっぱり足首を曲げられない。でも、とりあえずはそこそこの履き心地だったので、残りのシーズンはそのまま使ってみた。

今シーズンはついにスプリットボードを自作したので、ハイクすることを考えると足首が曲がった方が良さそうだ。そこで、改めて本来のスノボのインナーブーツに戻してみた。

当然、足の形が合っていないので、ブーツの中で足が動いて都合が悪い。Tripper AB純正のインソールの代わりに、スキーブーツに合わせて15年くらい前に作ったシダスのカスタムインソールを入れて滑ってみたけど、インソールの厚みが薄くなる分、隙間が余計に広くなってつま先の遊びが大きくなってしまった。

そこで考えた奥の手がインソールの2枚重ね。純正インソールの上に、シダスのカスタムインソールを重ねる。すると、これまで足の甲に残っていた隙間がすっかりなくなり、足全体にフィット感が生まれた。

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ゲンテン界隈でアキュブレイド離れが進み、TTブーツも出て足裏感覚が重視されるようになった最近の流れとは明らかに逆行する。ただでさえステップインの金具のせいでソールが厚いaccubladeのブーツでインソールを2枚重ねにしたら、足裏感覚はほとんどゼロになる。足裏感覚を犠牲にすることで得られたフィット感は、果たして滑りの改善には繋がるのか。

実際に滑ってみると期待通りで、足の指先まで板のコントロールに力を伝えられるような感覚が得られた。4シーズン目にしてようやく納得のいくフィット感に到達。捻挫の不安も足の遊びがなくなったことで少し改善されることに期待する。

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