キッチンガーデンにはツルハシを使うべし
ツルハシを使うとスコップよりもはるかに楽で捗った。
ブルーベリーやらハスカップやらを移植する必要ができたので、荒地を開墾しなくてはいけない。でも、すでにブルーベリーなどを植えた場所を耕すのも大変だった。スコップと鋸で石や根っこと格闘して、手も足も痛くなって一苦労だった。正直、もうあんな辛い思いはしたくない。
そう思って人力で効率よく荒地を開墾する方法をネットで探してみると、ここでツルハシが有用だと知る。
実家の物置にツルハシが入っていたのを思い出したので、さっそく借りて使ってみた。
物置を探してみるとツルハシを見つけた。ただし、よく見ると氷割り用と書いてあり、その用途以外には使わないように書いてある。後でWikipediaを見ると、氷割り用はピッケルのようになっているのに対して、普通のツルハシは尖っているのと反対側が鍬のようになっていて、90度角度が異なる。
実家ではもう氷割りをすることはないので、ともかく、試しに使ってみることにした。しかも、悲しいことに、実は氷割りにツルハシはあまり使えないらしいw
耕すのはだいたい2坪くらいの正方形の範囲。早速、ツルハシを振りかぶって平たい方を地面に打ち下ろしてみたけど、石が多いのでガッツリ衝撃が返ってきた。これではツルハシも自分の手もダメージが大きくて壊れそうなので、次は反対の尖ってる方を打ち下ろしてみた。すると、ザクっと地面に刺さって、てこの原理でツルハシの柄を前に押し倒してやると、地中の根っこを引きちぎりながら石も掘り起こすことができた。
これはすごい!スコップでは何度も根っこに打ち付けて引き裂いたり、石に当たるたびに、石の下まで差し込んで掘り返さなければいけなかったのに、ツルハシでは1回振り下ろして前に倒しこむだけで15cmくらいの深さで掘り起こすことができた。たまに石に先っちょがヒットすると痛いけど、スコップの比ではないほど作業効率が圧倒的に高い。今までスコップで掘り返していたのがアホらしくなった。
ツルハシの使い方は基本的に薪割りの斧と一緒。振りかぶって振り下ろす。振り下ろしてからグイッと前後に倒すのも、薪割り台に斧が食い込んだときに似ていなくもない。まあ、つまりはかなりの重労働だ。
一人で2坪ほどを耕すのは結構大変だったけど、3時間ほどがんばったらなんとか大きな石は掘り起こして根っこもほぼ全部引きちぎり、細い木の抜根も済ませることができた。ブルーベリーやらを移植するところは改めてスコップで穴を掘ったけど、あらかじめツルハシで掘り返してあったので、かなり作業が楽だった。
石や根っこを取り除くには、やっぱり備中鍬がある方が良さそうだけど、とりあえずはツルハシだけでもこれまでよりははるかに効率よく耕すことができた。やっぱり作業に適した道具というものがある。ちなみに、斧のようになっている方は、根っこをぶった切るのに使えた。怖いもの見たさで今度は抜根にも挑戦してみたくなったw
キッチンガーデン作りにはツルハシを使うべしw
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