ヤマグワジャム
ヤマグワの実が今年も生っていたので、せっかくだから採ってジャムにしてみた。
以前、祖父が育てていたブドウをたくさんもらったときに、ジャムは一度作ったことがあった。でも、レシピの砂糖の量が尋常ではないので、ビビって砂糖控えめにしたところ、酸っぱくてあまり美味くなかった。
ちょっと前にニセコの道の駅でルバーブを買ってジャムを作った時は、ちゃんとレシピ通りに砂糖を入れるとヨーグルトに入れても美味しく食べれる味になった。そう。ジャムを作るときにビビってはいけない。
そんなわけで、今回はクックパッドの桑の実ジャムのレシピも参考にしながら、砂糖はヤマグワの重量の30 %を入れて作る。
まずは、木に生っているヤマグワの実を採るのだけど、これが意外と難しい。
養蚕のために育てられる桑の実よりもヤマグワの実は小さい。しかも、ブルーベリーなら指で摘んだくらいでは実が潰れないのに、ヤマグワの実はあっさりと潰れる。おかげで油断してると指が赤紫色に染まってしまう。ちなみに、どどめ色と呼ぶらしく、桑の実を保育園の園児たちはどどめと呼んでいた。
実が潰れないように採るには、実が生っている軸の向きに注意する。ただ引っ張ると採りづらくても、実が垂れ下がっているのと反対に押し上げるようにするとポロっと軸の根元で枝からとれる。採った実を袋に入れると潰れてしまうので、キッチンペーパーを敷いたタッパーに入れて集めた。
採った実は家に持ち帰って水で優しく洗う。ゴミや虫は水で洗い流してザルで水を切り、キッチンペーパーで水を軽く拭きとる。
鍋に移して砂糖を入れてグツグツしはじめるまで中火で、その後弱火にして煮込む。しばらくすると実から結構水分が出てくる。出てきた水分が減ってきたくらいで鍋を火から下ろして粗熱をとる。
レモン汁を小さじ1くらい入れてかき混ぜたら、煮沸消毒した瓶に入れて蓋をする。実が230 gで瓶2個くらい。冷めたら冷蔵庫にしまって完成。
msrnは軸の食感が気になると言っていたけど、ラズベリーの硬いタネに比べたら全然気にならない。ヨーグルトに入れて食べると十分に美味い。市販のジャムのように増粘剤のようなものを入れていないので、パンにつけるにはもう少し煮詰めるかあらかじめ潰した方がいいのかもしれない。
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