バジルを食い荒らす強敵に遭遇
今年、札幌ではヒグマが頻繁に出てきて郊外の住宅地を賑わせてるが、うちのバルコニーではバジルを食い荒らす強敵が現れた。
バジルは香りが強いハーブで、育てるのも簡単らしいので、去年、自然食の店で苗をたまたま見つけて買って、鉢に植えて育てた。順調に育って冬を迎え、家の中で越冬させることができたので、今年もさらに育って料理に活用していた。
ところが、2週間ほど前、バジルの葉が食べられているのに気づいた。葉に穴が空いてるものや、中央の太い葉脈だけが残ったものなど無残な姿がちらちらと見つかる。害虫には強いと思っていたので驚いた。
葉の裏や茎を探してみても、アオムシなどは見つからない。もう羽化して飛んで行ったのかと思っていたら、数日のうちにさらに食べられた。そして、今度は葉の上に糞が付いているのも見つけた。きっと何か虫が付いているにちがいない。
鉢に水をやるときに、2匹ほど黒い幼虫を見つけた。きっとこいつらの仕業だろう。急いで摘み上げてバルコニーから外へ投げ捨てた。
ところが、また葉っぱが食べられた。しかも、今度の糞はさらに大きくなっている。このままでは自分が食べるものまで食べられてしまいかねない。
ググってみると、バジルも案外、虫に食われることを知った。そして、ここで気になったのが、ヨトウムシ。夜盗虫と書き、昼間は土の中に隠れて、夜に出てきて活動するらしい。なんと迷惑なヤツだ。
明るいときに葉や茎を探しても見つからないので、ヨトウムシの可能性が高い。だからといって、さすがにヨトウムシを見つけるために夜中にわざわざ起きる気はしない。土の中といってもどのくらい深く潜っているのかわからなかったけど、ともかく、根元の表面の土を深さ2cmくらい漁ってみた。すると、7mmくらいに大きく太った黒い幼虫が見つかった。
思った通りヨトウムシだった。以前、見つけて放り投げた幼虫と同じで、さらにふた回りくらい大きくなっていた。なるほど、こいつならあのでかい糞をしてもおかしくない。
すぐにこいつもバルコニーの外へ投げ捨ててやった。これできっと大丈夫だろう。
それから数日、バジルに被害はなくなったような気がする。ただ、ヨトウガは一度に卵を1000個も産むらしいので、まだ全然油断はできない。
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