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岡田麿里

今期「荒ぶる季節の乙女どもよ。」が面白かった。

今回も前評判などまったく知らずにアニメを見始めたのだけど、ワタモテの喪女ほどではないがモテない女子高生の話かと思いきや、さにあらず。文芸部の部員を中心に恋の物語が紡がれていく。

気になって原作を調べたら、別冊少年マガジンに連載している原作が岡田麿里、漫画が絵本奈央の作品だった。原作の岡田麿里ってどこかで名前を見たような気がしてググってみると、あの花の原作者だった。とらドラ!の脚本も書いている。

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なるほど。きっと絵本奈央の絵柄も萌えを意識させなくて良いのだろうけど、男性作家のラノベ原作アニメのようないやらしさがないことに納得した。もちろんこれだけで納得するものではないのだけど、「荒ぶる季節の乙女どもよ。」がクールの折り返しを過ぎても衰えないテンポの良さは見事だと思った。

それだけにクライマックスがどうなるのかが不安。原作漫画を読んでないのでストーリーをまったく知らないのだけど、失速しないで済むか。これまでエンディングで期待を裏切られたアニメは少なくない。すでに個人的には心配な展開になりつつあるけど、最終話は大丈夫だろうか。

そんな思いでドキドキしながら観た最終話。見事に走り抜けてくれた。EDとともに流れるエピローグは王道のエンディング。登場人物それぞれの着地点とその後をほのめかして終わる。完結。漫画の連載もほぼ時期を同じくして終了。実に潔い。

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一見ドロドロと見えながらもこういう爽やかな作品を観るとホッとする。

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