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パウダー対決:GENIUS VS MAKE ST

下書きのまま眠っていた1年前に書いていた記事を発掘。

Vector Glideの「最速のパウダーモデル」と「パウダーのエントリーモデル」をテレマークで個人的にパウダー対決してみた。

腰痛で正月休みなのに滑れないので、二つの板を滑り比べた結果をまとめる。まずは両者のプロフィールをVector Glideのサイトから引用。はじめにGenius Standard。

Genius


ヴェクターグライド最速のパウダーモデル。ワイドシェイプロッカー形状が絶大な浮力を、ピンテールがターン後半の走りと抜群の操作性を生み出す。

続いて、MAKE ST。

Makest


ノーズロッカー・スーパーライトコアを採用したオールマウンテンモデル。柔らかめにセッティングしたフレックスは、パウダーのエントリーモデルとして楽しむことができるオールマイティなモデル。

これを読んだだけでも答えは出ているのだけど、実際に乗り比べてみると、なるほど違いを実感した。

何がそんなに違うかと言えば、ターン後半。パウダーで気持ちよく浮力を感じてターンの後半を引っ張って深いターンに仕上げようとすると、GENIUSとMAKE STとではまったく挙動が異なる。テレマークの外足(前足)でカービングして次のターンに切り替えようとする直前に、MAKE STでは内足(後足)のトップが深雪に取られる。一方、Geniusはトップが広く浮力が大きいので沈むことがない。どちらの板にもビンディングは同じBlack Diamond O1のFree Flexが取り付けられているので、純粋に板の特徴のちがいだと考えられる。

先シーズンも何度か仕方なくMAKE STでパウダーを滑る機会があったけれど、そのときビンディングのカートリッジがMid Stiffで今より硬かったとはいえ、明らかにGENIUSと比べて物足りなかった。ずっと不満をかかえていて、カートリッジを交換しても解決しなかった。

結論として、当然パウダーはGENIUSの方がはるかにいい。滑りやすいし楽しい。GENIUSを持っていて、あえてそれより細い板を選ぶ理由が見つからない。確かにパウダー以外での難しさはあるけれど、それを補って余りあるパウダーの楽しさがある。目指すべきは、やっぱりGENIUS1本で多様なコンディションに対応できる技術を身につけることだ。MAKE STはパウダーがまったく期待できない場合に使えばいい。実質、GENIUS1本の頃の方が迷うこともなく幸せだった。MAKE STのパウダー滑走性能に見切りをつけられるようになって、ようやく本来あるべき姿勢に戻れたように思う。

【2019/11/16 追記】この記事を書いたのは12/27で、その3日後にMAKE STでパウダーを滑って相当後悔していた。実際、春までMAKE STの出番は来なかった。ヒラフのリフト回しだったVTUCでさえGENIUSだった。まだアルペンのMAKE STでパウダーを滑ったことはないけど、まったく期待はしない。

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