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オガサカのスプリットボード

日本の工場で生産する純国産ブランド、オガサカのスプリットボードが実は前から出ていたらしい。

First Track / Facetという名前で、今年で3年目らしい。全然知らなかった。案外、評判も良さげだ。

インターフェイスは付属しておらず、チップ&テールクリップとフックのみ付属している。ただ、不思議なことに、チップ&テールクリップがボレー製なのに、フックはカラコラム製。クリップもカラコラム製でも良さそうなのに、滑走中にはずれやすいとあまり評判が良くないボレーのクリップをなぜ使うのか謎だ。

結局、自分はスパークのクリップしか使ったことがないのだけど、評判通りの作りの良さで、滑走中にはずれて板がバタつくようなことはまったくなかった。Voile製に不満や不安があるなら、ぜひSpark R&Dのクリップをおすすめする。

一方、フックはVoile製を使っているけれど、寒い山中では少しでもアクションを減らした方がいい、という意見を聞いたからだった。実際、Voileのフックは引っ掛けるだけで、他社のフックのような緊結のための仕組みがないので、板をくっ付けるときもバラすときも楽だ。ただ、滑ってるときの映像をGoProで撮ったら、板の間から雪がすり抜けてきているのが写っていたので、遊びが大きいとは思う。カラコラム製のようなソリッド感はおそらくない。自分の滑りにどれだけ影響するかは分からないけど、カラコラム製やスパーク製のフックを試してみたい気持ちはある。

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つい話が逸れてパーツの話になってしまったけど、このボードもビス穴が貫通しているのはチップ&テールクリップのみで、他はインサートになっている。そのおかげでソールは凹凸がなくとてもきれい。今はそうした板が増えたとはいえ、スキー同様、滑りの良さを追求してそうなオガサカらしい。自分のスプリットは自作なので、ソールの凹凸が気になる。特にワクシングのときに。だから羨ましい。

インエッジもちゃんと入っているようだ。エッジがない自作スプリットでは、ガレ場やハイマツなどでソールの角が傷つくのが怖いけれど、インエッジが入っていれば、スキーと同じように気楽に歩けるはずだ。

動画は外人向けのPVに仕上がっている。これでトップシートのグラフィックを和風テイストにすればインバンド大喜び。

ちょっと気になったのは、板がまっすぐに割れていないとダメっぽいこと。自分の自作スプリットは微妙に曲がっている。

でも、正直、スプリットボードにそんなに高い精度を求めても仕方ないと思う。レジェンドは語っていた。「自分が好きなソリッドボードと同じスプリットボードで滑りたくなるものだ」と。

さて、5年くらい欲しい欲しいと秋庭さんに頼み続けても出なかったGeniusのスプリットボード。オガサカからスプリットボードが出ているなら、そろそろ来シーズンあたりはVector Glideからも最初のスプリットボードが出ないだろうか。トップシートなんてVector Glideの板と一緒じゃんw まぁ、出ても買わないけどね。すでに宇宙の真理に到達してしまったのだから。

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