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外足派と内足派

先日のホームパーティーで話を聞いて、どうやらテレマーカーは「外足派」と「内足派」に分かれるっぽいことがわかった。

テレマーカーの内足派は、ターンのときは内足に加重して、外足は添えるだけなのだそうだ。これは自分とは正反対の発想なので、俄かには信じられないのだけど、確かに、実際の「内足派」の滑りを思い浮かべてみると嘘でもなさそうだ。小回り、加重抜重の大きな上下動、そして、それを支えるNTNバインディングと硬いブーツにより、「内足派」と呼んでもおかしくないような内足重視の滑りを体現している。

一方、自分はそれとは対照的に「外足派」と呼んでもいいほど、ここ数年で外足重視に変わった。特に、数年前に「背中とコブとテレマーク」を紹介されて見てから、テレマークでもコブを真剣に滑るようになり、アルペンよりも不安定なテレマークでどうやって自分でもアルペン並みにコブを滑れるか試行錯誤を繰り返した。

同時に、本格的に再開したスノーボードからのフィードバックで、軸を意識したターンをテレマークでもするようになった。実は、このどちらも外足重視の滑りと非常に相性がいい。というより、おそらく外足重視でなければ不可能だろう。

テレマークでモーグル滑りをするなら、ずらしが基本になるので内足重視の滑りは向かない。角付けして安定したカービングターンをしている状況でなければ、爪先立ちの内足では十分に加重できないからだ。コブからの衝撃は、踵が付いていてダイレクトに雪面へ加重できる外足の方が効率的に吸収できる。

スノーサーフ的なターンをテレマークでする場合にも外足重視の方が都合がいい。そもそもスノーボードのターンはスキーのような上下方向の加重抜重を行わない。カービングスキーの時代になっても、加重の方向は重力の方向に沿っていて、ターン孤の大きさこそ小さくはないものの、いわゆる「ウェーデルン」のような上下動をテレマークスキーでも行なっている人が多い。それはそれで楽しいのだけど、せっかくスノーボードを縦に割ったような太い板を履いているのなら、その板に合わせた滑り方をしたいものだ。

身近で一番スノーサーフ的な滑りをしていると思うのは、ニセコのPowder Company Guidesの大島司くんだ。スノーサーフの聖地とも言えるニセコを本拠地とし、代表の高久智基さんをはじめ、スタッフには数多くのゲンテンライダーを擁する。そうした環境で、大島くんはテレマーカーではあるが、スノーボードでも滑り、テレマークもスノーサーフ的にならないはずがない。実際、VTUCで一緒に滑ったときには、ノーポールで滑ったりもしていて、これまで出会ったテレマーカーの中では一番自由に感じる滑りだった。

下の動画は先シーズンの羊蹄山での滑り。ジニアスカーボンでのテレマークターンはとてもスノーサーフ的だ。

テレマークスキーにはさまざまなスタイルがあるし、好き嫌いもある。内足派がいれば外足派もいる。今回、たまたま自分が「外足派」なのだと気づいたけど、押し付けるつもりもない。ただ、ジニアスに乗ってスノーサーフ的なターンをしたり、テレモーグルをするなら、「外足派」の滑りをおすすめする。

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