Full Tiltのバックル破損
先日、札幌国際で滑って転んだときにバックルが割れた。
調べるとFull TiltのBumble Beeを買ったのは2008年で、使うのは12年目になる。スキーブーツは加水分解するので5年が目安と言われるなか、2倍以上の年月を使い続けていることになる。といっても、テレマークに移行してからは5年以上アルペンで滑っていないので物置で眠っていた。3シーズン前にアルペンを復活したけれど、結局、あまり楽しくなくて先シーズンは一度も滑らなかった。
滑る前にブーツを確認すると、バックルもシェルもなんとなく表面が白っぽくなっていて、タンの表面は少しペタペタしてきていた。年数もかなり経っているので心配な状態ではあった。
そして、案の定、転んだときにバックルの先が割れて紛失してしまった。ブーツを脱ぐまで気づかなかったくらいなので、それほど問題はないのだけど、今後を考えると心配だ。
もとはライケルのフレクソンというブーツ。モーグル選手がよく使っていたブーツで、今はFull Tiltというブランドから同じ金型のまま制作・販売が続けられている。前回のオリンピックでも使用している選手をたくさん見かけたほど、性能が支持されているブーツである。
そんなわけで、ありがたいのはパーツごとでも販売されているということだ。パドルクラブで型落ちを購入したときには、インソール、カント調整のパーツ、前傾をかけるパーツなどといろいろ欠品が多くて泣く泣くバンプス札幌でパーツを売ってもらったのだけど、そういうマニア向けのブーツだ。
自分の現状として、アルペンはあまり本気で滑る気はない。どうせアルペンブーツを買うならテック対応にしたいけど、わざわざテックビンディングを買ってまでアルペンを滑りたいとは思わない。かといって、Full Tiltを買い換えるかといえば、それはそれで悩ましい。モーグルや飛びジブに復帰するならともかく、そこまでの覚悟もない。怪我が怖いし。本当に悩む。
幸いと言うべきか、バックルは割れたとはいえ、締めづらくなっただけで固定することはできる。滑りに直接の支障はないので、あとは滑走中にシェルが割れたりしないかどうかという問題だ。少なくともあまりスピードを出したり激しく滑ることはできないだろう。
アルペンビンディングはツアー用のバロンを1台持っているだけだ。重いけれど、山もゲレンデも1台で済むのは便利だ。まだまだ使えるバロンを手放してまでテックに換える必要はあるのか。フリースタイルには向かないテックに換えるのは、果たして自分にとっていい選択なのか。
今はかえってゲレンデが楽しく滑れるスノーボードや雪板の方が欲しい。きっと今の自分には、もしブーツが壊れたら、Full Tiltを買い換えた方が満足できるような気がする。まだ買わないけど。いや、でもやっぱりパーツだけ買うかなw
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