19/12/27 朝里岳
久しぶりにやっちわーるどに召喚された。
帰省するやっちくんからお誘いがあったので、今シーズン最初のBCで身体づくりをしようと近場で滑ることにした。先シーズンはいきなり羊蹄山で体力がもたずに自滅したので、無難に調整できる場所に決める。そもそも雪不足でキ畜ですらないので選択肢も少ないのだから、ゴンドラ1回券は我慢しよう。
自宅を7時には出発するつもりだったけど、車へ行って忘れ物チェックをするたびに忘れ物を思い出して家に戻る。何度も家と車の間を往復してるうちに20分も経ってしまった。おかげで通勤ラッシュに若干巻き込まれてしまい、スキー場に着いたときには待ち合わせ時間ギリギリで、荷物を準備して待ち合わせ場所には10分遅れになってしまった。時間に余裕をもっていたはずなのに。
エスカレーターの横で板にシールを貼っていると、札幌国際のスタッフの赤いウェアを人から「これいいね〜」と言われたけど、痛板のことなのかスプリットのことなのかよく分からないで黙っていたらそのまま去っていった。また誰かに声をかけられたと思ったら、今度はやっちくんとかっつんだった。
再会の挨拶もほどほどにチケットを買いに行く。スカイキャビン片道が1,460円もするのを知ってちょっと躊躇ってしまったけど、往復が1,500円と比べてさらに驚いた。もう来ないな、きっと。
チケット売場でたまたまridetakutakuさんに会ってびっくり。やっぱり雪が良さげな方へ集まるみたいだ。
ゴンドラ降り場から歩いて行くと一番乗りのようだった。ハイクの準備をしているときに2人パーティーがやってきて挨拶をしたけど、9時半くらいに先に出発。雪が相当少ないので、毎年滑り降りている斜面が薮薮のままだ。トレースは残っているので、ラッセルはほとんどなくて楽。いつも通りのルートで進み、適当な標高まで上がってから滑走準備に入った。
ところが、ここでの判断が甘かった。シーズン最初のBCだったにもかかわらず、msrnがいなくて他は若者。ラッセルでがんばる必要もなさそうだったので、スプリットで来ていたのだけど、問題なのはトラバースだった。雪が少ないので薮が濃い。ただでさえボードが苦手なトラバースをさらに難しくする。面倒になってフォールラインに滑り込んだら、目標の斜面より沢一つ手前だったらしい。
それに気づいたのもボトムまで滑り降りてからで、仕方なく目標の斜面まで尾根を登ることになってしまった。ただ、結果的には雪のコンディションは1本目の方がよかった。もともと滑るつもりだった斜面は前日までのトレースでギタギタ。コース外状態で薮も邪魔をしている。距離こそ長かったけれど、雨でできた硬い下地も気になるテクニカルな斜面で、ちょっと不満が残る2本目だった。
ノートラックの方がいいだろうということで、やっちくんは1本目の奥の斜面を狙うらしく、後ろをついて登り返す。これが最初のBCのせいか、登るのが予想通り辛い。後ろを着いて行くのが精一杯。
3本目のドロップポイントをやっちくんが偵察に行くと、残念ながら微妙らしい。視界も悪くなって来そうだったので、帰りがてら少し登り気味にトラバースして、メローな斜面を落とすことにした。
さすがに稜線付近はオープンでノートラック。斜度は緩いけれど、ストレスなく滑れそうだ。滑り降りて登りトレースにも楽に復帰して、あとはスキー場まで2回くらいツボ足で登ったくらいで戻れた。最初なのでこのくらいでちょうどよかった気がする。
いつものことだけど、ここからが一番大変だった。できるだけ緩いコースを選んで滑り降りたけど、降雪のせいなのか平日のためなのか圧雪されていなくてコースはボコボコ。整地ならカービングで楽に滑り降りれるところが、ザックの重さも太ももにトドメを刺しにくる。なんとか下まで滑り降りたところ、またまたridetakutakuさんに遭遇。
エスカレーターの前でちょっと休憩をとったら、二人と別れて車に戻った。空腹と身体が冷えたので、実家に寄ってスチームサウナに入って温まり、ご飯も少しもらってホッとした。もう2、3回はBCへ行かないとハイクアップする体力は付かないだろうな。
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