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20/2/29 トーマル峠

新型コロナウイルスのおかげで予定がなくなったので、急遽、おでんや倶楽部のツアーに混ぜてもらった。

行き先は前日の夜にならないと分からないらしいのでドキドキしながら待っていたら、意外にも午前中には連絡があって、トーマル峠へ行くことに決まったらしい。ただし、出発が5時と早いので、msrnが行けるかどうか怪しい。帰宅するまで連絡が取れないので返事を待っていてもらったのだけど、仕事が忙しいのか22時を過ぎてもまだ帰ってこない。寝る時間を考えてももう無理かと思ってたら、23時前にようやく帰ってきた。

msrnに聞くと出発が5時でも行くつもりなので、急いでQちゃんに連絡をして、朝、迎えに来てもらえることになった。ありがたい。

慌てて支度を済ませてベッドに潜り込み、翌朝はmsrnの目覚ましで無理やり起こされた。朝4時。熟睡状態だったので驚いて動悸が激しい。明かりをつけて少しして落ち着いてから起きた。起きたら急いでお湯を沸かしたり、カメラなど充電が済んだもののパッキングを終わらせてお迎えを待つ。

ほぼ予定通りに到着したQちゃんの車に道具を詰め込んで、真っ暗の中を出発した。コンビニに寄ったときに朝食を買って車の中で食べる。札幌西ICから高速道路に入り、初めて余市まで行った。いつも朝里で見上げていた橋の上を走っている思うと気持ちがいい。

余市ICに着く頃には明るくなってきた。そこからしばらく海岸線を走り、古平から山道を進んでいく。窓から見える山の斜面にはやっぱり薮が目立つ。駐車スペースには、前回来た時には見かけなかった工事関係者用のプレファブ小屋が建ち、車が停まっている。山へ入る支度をしていると作業員らしい人たちが続々とやってきて、いつ追い出されやしないかとちょっと心配だった。

7時半に出発して前日のものらしきトレースをたどって歩く。何年か前の3月に来たときに比べると圧倒的に雪は少ない。1時間ちょっと歩いて稜線まで出たら、まずは1本落としてみることになった。

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撮影のために先に移動して斜面を確認してみたところ、疎林と聞いていたのに薮薮。ホントに滑れるの?w

一応、滑れるところまでみんなで滑ってはみたものの、あまりに濃すぎる薮に根を上げて登り返すことになった。雪質も日射や風の影響で薄い新雪の下には硬いモナカがあって手強い。例年通りの積雪だったら気持ちよく滑れそうなだけに残念だ。

登り返したら気を取り直して北面へ。あるところには、ちゃんといい雪が残ってる。薮はそれなりに濃いけれど、それを上回る雪の良さ。Qちゃんの偵察のおかげでフレッシュな軽い新雪を堪能した。

なので北面を登り返してもう1本。太陽も出て綺麗なので、撮影のためにさらにもう1本。

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まだ滑りたい気持ちを抑えて、帰りのことを考えて登り返したら稜線上を大きく移動する。

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スティープな斜面が回り込んだ北面を上から覗き込む。撮影をしたかったので、板を履いて先に様子を見たのだけど、降りようと思ったノールの先は崖。さすがに無理なので、シュートをQちゃんがスキーカットしながらチェックする。辛うじて降りることはできそうなので、一人ずつ、各自樹林まで慎重に下山。

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Photo by Qちゃん

樹林内は雪はいいけど薮が濃い。沢筋を絡めながら薮の隙間で滑りを楽しみながら下山を続けた。一人だけ林の中のシュートを目指したQちゃんを探して沢筋からトラバースしていくと、薮が切れたところで上を見上げるとQちゃんが待っていた。カメラを構えて滑り降りてきたけど、沢の左岸は新雪でも右岸は日射でクラストしている。

沢を降りれるところまで進んだら、開けたところでシールを貼って、車まで登り返して戻る。適当な尾根に取り付いて戻るのが無難ではあるけど、尾根は薮で進むのも苦労しそうだ。どうせ薮漕ぎするなら最短距離の方がいいだろうということで、尾根と沢を藪漕ぎしながら突っ切って進んだ。

ラッセルも交えながら藪漕ぎを続けたので、車のところに着いたときにはホッとした。8時間半の久しぶりに長い行動時間。行動食も水も足りなくなったので、何事もなくてよかった。

腹も減っているけど、まずは身体を温めたいので、ふるびら温泉へ移動。温泉とサウナでしっかり温まりたかったけど、女性陣が45分で休憩所まで戻ってくるように言っているらしいので、かなり急いでなんとか2セット済ませることができた。

晩ご飯は来る途中に見つけたなるとへ行った。温泉同様、新型コロナウイルスのおかげで空いている。30日がなるとの「とりの日」なのだけど、2月は29日までしかないので、1日前だけど「とりの日」で若鶏半身唐揚げは定食も単品も200円引き。それなら食べないわけにはいかない。かなり動いて腹も減っていたのでちゃんと完食。

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車で家まで送ってもらって、Vector Glide Telemark Users 濃厚接触 Campの1日目は終了。翌日は早く登り始めて早く下山する予定になった。

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