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フキノトウで草木染め

汚れたジャケットを捨てるのがもったいないので染めてみた。

20年以上前に買ってしばらくは来ていたけど、最近はほとんど着ていなかったジャケット。クローゼットにしまっている間に汚れがシミになったようで、余計に着なくなってしまった。すると、「着ないなら捨てろ」と言われ、自宅から実家のクローゼットへ追いやられていた。

改めて見てみると、確かにシミが汚く見える。残っていた皮脂がシミとなっているようだった。襟や袖のシミが酷く、背中までジワジワと汚れが広がっているようだった。

とりあえず、洗ってシミを取ることはできないだろうかと思い、実家にあった漂白剤を使ってみた。

浸け置き漂白してから洗濯機で洗って乾燥させてみると、結構シミは取れた。遠くからだとあまり分からないけど、近くで見るとまだシミが気になる。

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破けているわけでもないので捨てるのは惜しい。高級ブランド品でもないけど、まだ着れるものをちょっと汚れているからと捨てるのはもったいない。何か方法はないだろうか。そこで思いついたのが、汚れが目立たなくなるくらいに染めてしまえばいいんじゃないか、ということ。

ググってみると、草木染めという方法があって、そこらへんにある植物から染料を作って染めることができるらしい。確かに、ふきのとう味噌を作るとき、ふきのとうを切ったまな板は茶色くなるし、茹でた後のお湯も茶色くなる。これで色をつけることができるのだろう。実際、ふきのとうで草木染めをしている人は少なくないようだ。

ただ、ふきのとうで草木染めするにも、ふきのとうから染料を煮出すだけでは不十分なようで、しっかり染めるにはそれなりの処理が必要らしい。洗濯は済ませたけれど、染まりやすくするための濃染、染料を定着させるための媒染が必要で、それぞれ濃洗液、媒染液を用意する。

手に入りづらかったり高価なものは使う気はないけど、コロナ禍で余っているらしい牛乳を濃染液に使えるらしい。媒染液には漬物が好きだった祖母が遺した焼きみょうばんがちょうど使えそうだ。まぁ、そんなわけで、まずは牛乳で濃染してみた。以下、だいたいここを参考にやってみる。

冷蔵庫に1Lの牛乳パックがあったので、ジャケットを丸めてバケツに突っ込み、上からジョボジョボと牛乳をかけてやった。牛乳は飲み物だという意識があるので、食べ物を粗末にしているという罪悪感を覚える。

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牛乳が少なすぎて全部浸からないので、何度かバケツの中でひっくり返してできるだけまんべんなく浸かるようにしてみた。

1時間後にバケツから取り出して洗濯機へ。牛乳のいい香りがする。脱水をしっかりとかける。ちなみに、洗濯機が牛乳臭くなると困るので、バケツで水をかけて改めて脱水した。

脱水が終わったらしっかりと乾かす。

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1日しっかり乾かすと、牛乳のせいか生地がカペカペに硬くなった感じがする。そして、牛乳雑巾ほどではないけど、若干、異臭がするw

さて、濃染処理が終わったので、いよいよ染料作り。今度はふきのとうを採ってくる。食べるわけではないので、採りやすい場所から適当に大小20個くらい採ってきた。

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まずは洗って泥やゴミを落とし、それでも汚い下の方の葉は捨てる。洗い終わったふきのとうを一番大きくて深い鍋に突っ込んで、沸いても溢れないくらいに水を入れて強火にかけた。

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しばらくすると沸騰するので、吹きこぼれないように火を弱める。箸で何度かかき混ぜながら、しっかりと1時間くらい煮出す。

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家中がふきのとうの香りで美味しそう。食べるわけじゃないけど。

十分に煮出したら、煮汁をザルに通して余計なふきのとうを取り除く。ザルに残ったふきのとうを箸で押して絞り出した。

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これが1番液。

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2Lくらいしか取れないので、ふきのとうを鍋に戻して水を入れてもう一度煮出す。1番液と2番液とではこんなに色がちがう。

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ここからの作業は風呂場で。染液が足りなくて浸からないと困るので、1番液と2番液を混ぜて量を増やし、これにザブッと浸けることにする。染液がギリギリなので、落し蓋w

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20分浸けたけど、あまり染まったようには見えない。

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染液はもう一度使いたいので鍋にあけておいて、1回目染め終わったジャケットを水洗いして残った染液を洗い流す。染液が残っていると、媒染液が表面の染液と反応してしまうらしい。

次に、媒染液を準備する。

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焼きみょうばんをお湯で溶かしてから、ジャケットが浸かるくらいたっぷり水を加える。

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媒染液の中にジャケットを突っ込む。媒染液が行きわたるように数十秒間、バケツの中で動かした。あとは20分くらい放置。

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時間が経つと色が濃くなった。色が定着してくれるかな。

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でも、媒染液を洗い流してみると、思ったほど染まっていない。

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続いて2回目の染め。染液が使い回しなので色が濃くなるのはあまり期待できないけど、媒染から洗って終わるよりも、染色から洗って終わる方がいいと書いてあったので、とりあえず、染液を温めてもう一度同じように20分浸けてみた。

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で、今度は染料が残らないようにしっかりと水洗いを繰り返す。色が出てこないくらいまで洗い流さないと、後から色落ちするらしいので、10回近くバケツの水を替えて洗った。かなり大変。そして、次は洗濯機で脱水。洗濯機へ入れてみると、案外染まっているように見えなくもない。

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脱水が終わったらハンガーで干す。乾いてからアイロンがけ。

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う〜ん、なんだか黄ばんでいるようにしか見えないw 元がベージュってのがよくないのかも。

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もちろん、もうふきのとうの匂いはしない。

数日後、テレビで漂白剤とセスキ炭酸ソーダというのを組み合わせて使うと汚れがよく落ちるというのを聞いた。もしや、こんな面倒な草木染めなんてしなくてもよかったのでは?w

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