山菜採り用ナイフ
初めてナイフを買ってみた。
これまで山菜採りに使っていたナイフは、ママンがお土産で友達とかからもらっても使わずにしまってあったので借りパクしているVictorinoxのいわゆる十徳ナイフだった。
夏山登山やBCスキーへ行くときにもザックに入れていたのだけど、テント泊でもしなければ出番がない。ほとんど山菜採り用ナイフと化していた。
今年はコロナ禍の影響もあってママンと山菜採りへ行っている。そのとき、ママンはもう一つの別のヴィクトリノックスの十徳ナイフを使っていた。ところが、困ったことに転んだときに壊したのか、ナイフがグラグラするようになってしまった。そんなナイフを使い続けていては危ないので、自分は十徳ナイフから果物ナイフに交換して何度か山菜採りへ行ってみた。
果物ナイフも刃物として切る能力はそれなりにあるのだけど、問題は取り回しの悪さだった。果物ナイフは柄の長さこそ十徳ナイフとそれほど変わらないものの、刃渡りが12cmと十徳ナイフの6cmの2倍の長さがある。
それに、移動のときに刃を折りたたんで収納できる十徳ナイフとちがって、常に刃がむき出しになっている果物ナイフはちょっと怖い。山菜採りで数回使って、ナイフの買い替えを検討するようになった。
ただ、ナイフを買い換えるといっても、十徳ナイフをわざわざ買い足す気にはならなかった。というのも、これまでナイフとして以外に使ったことはないくらい、「十徳」が活かされていなかったからだ。
それならシンプルな折りたたみのナイフがいいだろう。調べてみるとOPINELのナイフが定番らしく、価格もお手頃のようだ。前にキャンプか何かで誰かに借りて使わせてもらったこともあった気がする。
そんなわけで、早速、オピネルのナイフを買ってみた。十徳ナイフと全長が同じくらいの一番短いNo.6というモデル。
実は、後から知ったのだけど、刃がステンレス製とハイカーボンスチール製の2種類あって、買ったのはたまたまハイカーボンスチール製だった。ステンレスより切れ味はいいらしいけど、錆びやすくてメンテナンスが必要なのだとか。その分?ハイカーボンスチール製の方が定価は少し安いけど、これはズボラな自分向きではなかったかもw
十徳ナイフと並べて比べてみるとヴィクトリノックスよりオピネルの方が少し全長が長い。
でも、山菜採りでの使い勝手はとてもよかった。果物ナイフより短くて取り回しがよく、折りたたむこともできるので収納が安心だ。それに、重さも十徳ナイフの約半分の30gしかなくてずっと持ち続けていても気にならない。
また、勝手に刃がたたまれないようにストッパー機能もあるので、万一、転倒したときにナイフを握ったままで刃がたたまれるということもないだろう。十徳ナイフはなんとなく怖かったので、使っているときの安心感が増した。
それに、オピネルの方が小さな力で折りたたんだ状態から刃を出すことができるのが嬉しい。十徳ナイフは硬くて爪が剥がれそうだった。自分の爪は他の人より柔らかいんじゃないかと思ったくらいだ。
ちなみに、ついでに十徳ナイフも汚れてきていたので、この機会に清掃のために全部、といっても、裏側につまようじが隠れていることに後から気づいたのだけど、分かった道具を全部開いてみた。すると、こんなにいろいろ付いているとは知らなかったw 重いのも無理はない。
機能から同定すると、ミディアム・マルチツールのスタンダード・スパルタンというモデルらしい。公式サイトで税抜き2,720円ということなので、思っていたより安かった。1万円くらいするものだと思っていたので。
これだけ多機能でこのお値段ならお徳感がある、まさに十徳ナイフだとは思うけど、2つは要らないと思った。
結果として、オピネルのナイフは山菜採りに便利だったのだけど、ズボラな自分には錆び問題はちょっと心配w
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