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VG Snowboardの20-21ニューモデル

GENIUS Split以外にも来シーズンは複数のモデルが登場するみたいだ。

VG Snowboard初のスプリットボード、GENIUS Splitが登場したのは、以前書いた通りだ。自分にとっては今さら感が強い。

一方、それ以上に興味をそそられるのが、パウダーボード以外の板だ。

ゲレンデのグルーミングをGeniusで滑っていても、「この板ではない感」が強かった。カービングするにはカービングしやすい板の方が楽しいんじゃないかと。パウダーボードでがんばってカービングする意味なんてないんじゃないか。スキーでは基本的にセンター130mmくらいのスーパーファットで整地をカービングなんてしない。

それで、パウダーボードではなく、ゲレンデでカービングしたり、パウダー以外の春のザラメとかを楽しめるコンパクトで取り回しのいい板に興味が湧くようになった。

そういう意味でも、Vector GlideはGeniusとMark Ⅲというパウダーボードの他に、VSKというツインチップをすでに復刻していた。

パウダーボードの中ではある意味GeniusよりもとんがっているVeriestよりも先にVSKを復刻したのには、Vector Glideのスノーボードが復活してからできつつあった「VG Snowboard=パウダーボード」というイメージを払拭する意図がもしかしたらあったのかもしれない。実際、自分にはじわじわと効いてきたw

Vsk163

そして、来シーズン、ラインナップには複数の板が新たに加わった。まずは、復刻したKINT UN。

Kintun158

SBXの板で、整地にはめっぽう強そうだ。Geniusでカービングしている不満はまちがいなく解消されるだろう。Rider & Guide Voiceにも次のように紹介されていた。

スタンダードなシェイプスタイルからは抜群の操作性。
ややハードなフレックスにハイトーションのKINT UNはゲレンデのトップからボトムまで快適にダウンヒル出来ます。
斜度の変化や雪質によってはエッジがずれてしまい思い通りにRを描けずにイメージどうりのラインに乗れない事がありますがKINT UNはどんな雪質でもグリップしてくれます。
深いカービングターンをしながら重力のままに飛ばせる板です。

まさに、こういう板が欲しかったのだ。

さらに、復刻ではなく完全に新しいモデルらしき板も紹介されていた。Variousという名前の板は、以前のVector Glideにはなかったはずだ。面白いのは、Various 159とVarious 154と長さが違うだけでなく、アウトラインも異なる点だ。

Various159

159はいわゆるハンマーヘッドに近い形状で、有効エッジが長くてカービングに向いてそうだ。

Various154

一方、154はパウダーボードに近い形状。

Genius Splitも含めて、なんと3モデル。Variousの形状のちがいも考えると、実質4つの新しいモデルが登場するようなものだ。

ちょうどコロナ禍とタイミングが重なってしまって気の毒なことだけれど、自分としてもこんなにたくさんの興味深い板を試乗できなかったのが残念だ。すぐに買えないまでも、乗り味だけは確かめてみたかった。

Gentemstickには興味があっても、北海道では乗ってる人が多すぎて、ちょっと気が進まない。スノーボードまでVector Glideにこだわる必要もないのだけど、Geniusに乗ってみて感じたのは、スキーと同じ感覚で乗れるスノーボードだったということだ。自分がテレマークスキーヤーなので、スノーボードはGentemstickとはならない。相乗効果を引き出すためにも、ここは案外重要なポイントだと思う。

コロナのパンデミックがいつまで続くのか分からないけど、来シーズン、できればこれらのニューモデルに試乗できることを願う。

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