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越川温泉

かなりマニアックな温泉へ入りに行ってみた。

焼肉の道具を急いで片付けて車に乗り込み越川温泉へ向かった。ビールを飲んでしまったので、msrnに運転してもらい、自分はナビを担当。

越川温泉は前日に自宅で調べておいた。自分はサウナへ入りたいので女満別の温泉へ行きたかったのだけど、msrnはきれいな温泉よりも鄙びた人が少ない温泉が実は好きらしい。そういう温泉は嫌いではないので、サウナはあきらめて、初日は越川温泉へ行くことに決めてあった。そよかぜキャンプ場から越川温泉が近かったという理由もある。

実際、msrnの運転で10分くらいでまっすぐ着いた。案内標識がないので、ネットの情報とGoogleナビのおかげで温泉までたどり着いた。

空地のような場所にボロい建物があって、車が2台停まっている。ちょうど女性が出てきたところで、初めて来た雰囲気丸出しの自分たちに丁寧に温泉のことを説明してくれた。

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貯金箱と書かれたコンクリートの塊のようなものの上に空いた穴に200円を入れる。休憩室のような椅子がある部屋だ。その奥に脱衣室と湯船があり、右が女湯、左が男湯だった。

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暗い脱衣室でカゴに着替えと着てた服を入れて、タオルを持って浴室へ入った。先客のおじさんが1人。話すと地元の人らしい。というか、この温泉を運営してくれている温泉組合の人っぽい。どうやってこの温泉を知ったのか聞かれたので、ネットで出てくると答えると驚いていた。

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まともな洗い場はない。桶はあるけど、身体を流すもので、髪や身体を洗うような感じでもない。源泉は結構熱いので、沢水でうすめて温度を下げてあった。

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試しに源泉を備え付けのコップで飲んでみるとすごく塩辛い。あまりに塩辛いので一口でやめてしまった。でも、温泉はとても気持ちいい。身体がよく温まる。

もう19時くらいだったので、おじさんが帰ってしまうと自分たちだけ。貸切になった。おかげでのんびりとお湯にしっかり浸かることができた。

万人に勧められるような温泉ではないけれど、温泉が好きなら、北海道では一度来てみるべき場所だろう。サウナに入れないのは残念だけど、たまにはこういう温泉もいい。

暗くなった道をキャンプ場まで戻ると、さっきまで自分たちが焼肉をしていたところで他の客が焼肉をしていた。炭が繰り返しリサイクルされるのは悪くない。

翌朝は出発が早いので、歯を磨いたらさっさとテントに入ってシュラフで横になった。20時からウトウトしていたけど、キャンパーが結構騒いでいて煩いのでなかなか眠れない。時計を見ると23時だった。

ようやく静かになった頃、今度は雨脚が強くなって、テントを雨粒が打ち付ける音が気になる。雨が浸みてきて濡れないかも心配だった。そんなわけで、結局この晩もよく眠れずに、翌朝、明るくなって小鳥のさえずりが聞こえる頃に、眠気をこらえて起きることになってしまった。

朝食はサンドイッチかホットサンドと思っていたけど、調理をすると他の客がまだ寝ていて迷惑をかけそうだったので、火を使うのはコーヒーのお湯だけにして、サンドイッチで済ませた。バターを持ってくるつもりで冷蔵庫に入れてそのままだったようだ。仕方ないのでマヨネーズだけ。からしも持ってきていなかった。とはいえ、雨が降っているのであずま屋が使えてよかった。ちゃんと朝食をとれた。

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自分たちが食べている間にも、数組の車が出発していった。どこへ行くのかは分からないけど、テントでダラダラしているキャンパーとはやっぱり層がちがう。

雨で沢が増水していたら斜里岳の旧道は登れないかもしれない。それならいっしょ他所へ登るか?なんてことも考えたけれど、雨でビショビショのテントを畳んで、まずは斜里岳の登山口へ車を走らせた。

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