養老牛温泉 からまつの湯
だいいちの温泉に入りそびれて、野趣あふれる混浴の温泉へ。
神の子池でGoogleナビで養老牛温泉を目的地に設定しようとしたけど、残念ながら圏外で養老牛温泉を検索できず、目的地に設定できない。これは想定外だった。事前に場所を調べて分かっていたら手動で設定することができただろうけど、うろ覚えなのでできない。Googleナビの盲点。仕方なくナビは設定せずに、道路標識も確認しながら、なんとなくそっちの方向だろうとゆっくりめで走った。
道路はもともと温泉のために作られたのか、どん詰まりのヘアピンカーブの周囲に何軒か温泉マークがある。無料で混浴のからまつの湯への道らしい砂利道をまず通り過ぎた。それからカーブをグルッと回って下ると、温泉街っぽいところに到着する。右手の立派で大きな建物がだいいちのようだ。
駐車場に入るなり従業員が近づいてきて、日帰り入浴の時間はもう終わってしまったと伝えられた。その時間でもかなり混んでいたとか。夜から日帰り入浴が再開するらしいけど、おそらく混んでいると言われ、どうやら歓迎されてはいないっぽい。
2日目こそはサウナに入れると思って期待していたのにがっかりだ。一方、前日は越川温泉に入って、鄙びた温泉の良さを再認識した。それなら、この際、からまつの湯に入ってもいいんじゃないか。むしろ、入りたいと思った。無料だし。
ただ、問題は混浴だった。msrnが嫌がっている。でも、とりあえず、からまつの湯へ行くだけ行ってみようと車で戻ってみた。すると、若者が運転する車がちょうど温泉の方から出てくるところだった。もしかしたらまた貸切だろうか。
温泉の駐車場には残念ながら先客の車が2台。話し声も聞こえる。中をのぞいてみると、湯船におじさんとおばさんが1人ずつ。おばさんは気前よく入って行くように勧めてくれた。msrnは入る気がないようなので、ザブッと入って来ようと着替えも持たずに脱衣所へ向かった。
カゴもないのでベンチに脱いだ服を置いてタオルを持って湯船へ急ぐ。桶でお湯をすくって身体を流してからお湯に浸かる。湯船は結構深い。座ると顎がギリギリ出るくらい。お湯の温度がちょうどよかったけど、おじさんが水を足して下げてくれていたようだ。
女性の脱衣所の奥にもう一つ湯船があるようで、msrnはそっちへ入りに行った。それなら自分ものんびりお湯に入れる。
汗が出るまでゆっくり温まってから、湯船の縁に腰掛けて外気浴をする。全裸で緑に囲まれて、流れる小川のせせらぎに耳をすませながら、ボーッとしていると、完全に日常から切り離される。意外にも虫がほとんど飛んでいないので、外気浴ものんびりとできる。
身体がほどよく冷めたらもう一度湯船に。サウナじゃないけど3セット。ちょうど3セット目でおじさん、おばさんたちが帰って行って貸切になった。msrnはこっちの湯船に来て、少し浸かって先に上がった。
湯船には自分一人。それならと、サウナに入れなかった不満を解消しようと、小川に降りて水に浸かると気持ちいい。水風呂代わりの川。ぜひここにサウナも欲しい。
ちょうど外気浴が終わって着替えて帰ろうとしていると、また別の若者がやってきた。確かに、からまつの湯はいい温泉だった。無料で入れて、こんなにきれいにしてくれているとはありがたい。近くへ来たら、ぜひまた入りに来たいと思う。
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