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またもや登山靴のソールの加水分解

今度はmsrnの登山靴のソールが加水分解で剥がれた。

先日の大雪山系の夏山登山で、もう行程の半分以上を過ぎた頃、msrnの後ろを歩いているときに登山靴の踵部分が変な動きをしていることに気づいた。






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ママンの登山靴でもソールが剥がれそうになったばかりなので、原因はすぐに思い当たり、いったん立ち止まって確認すると、思った通り加水分解が原因でソールが剥がれかけていた。

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msrnの登山靴も買ってから10年くらいが経過しているそうだ。初めて一緒に登山したときと同じ靴のようだから、少なくとも8年は経っている。加水分解が起こっていても不思議ではない。

ここをチラッと読んでみると、スニーカーももちろんソールが加水分解するようで、予防のためには乾燥剤を入れて密封して保管したりするのだそうだ。確かに、テレマークブーツやスノーボードブーツは使用後には必ず乾かしてから片付ける。室内の湿度が低い冬ならともかく、夏山登山の時期はじめじめする季節から始まり、朝露や雨で濡れた道を歩いてドロドロになったりもする。洗ってしっかり乾かさなければ、きっと加水分解が進むのだろう。

それにしても、登山靴を含めて最近の一般的な運動靴のソールが10年弱で加水分解して剥がれてしまうことには驚く。自分は普段の靴は何足も履き替えたりせずに、1足だけ履き続けているせいか、長くても5年くらいでソールが減ってしまい、加水分解する前に買い替えが必要になる。

そう考えると、そもそも靴を長く履こうというのが土台無理なのだろう。ソールの素材は、おそらくはポリウレタンだろうけど、使用や保管の環境による影響こそあれ、寿命はせいぜい5〜10年。スタッドレスタイヤではないけれど、安全性を考えると加水分解が起きる前に買い替えてしまう方が無難だ。

つまり、1年に数回とか、それ以下の頻度でしか使わないのなら、高価な登山靴は元を取れていないことになる。テレマークブーツやスノーボードブーツは、たとえシーズンが半年だけでもそれぞれ20回以上は履いている。

一方、自分の場合は夏山に登る回数なんて、多い年でも20回くらいだ。特に、この10年間は合計しても20回すら登っていない。

もし自分で登山靴を買っていたなら悔しい思いをしていたことだろう。ただ、幸いにも自分で使っている登山靴は、おやじから譲ってもらったスカルパの革靴で、ソールはポリウレタンではなくゴムだけでできているようだ。かれこれ25年履き続けているけど、ソールが加水分解するような様子はない。

逆に、本来は手入れが必要なのにまったく手入れをしてこなかったので、皮がひどい状態だ。ボロボロでかんたんに浸水する。もったいないことをしてしまった。

それでも、手入れして長持ちするなら、次に買う登山靴は革靴にしたいと思わなくもない。とはいえ、何歳まで登山できるかも分からないし、Scarpaのラインナップからは以前のような革靴が消えてるし、それならむしろ冬の遊び道具に投資した方がいいようにも思う。

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