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開陽台キャンプ場

人混みを避けて難易度高めなキャンプ場へ。

からまつの湯を出発して、この日の宿を目指す。相変わらず圏外なので、記憶を頼りに車を走らせた。途中で電波が届くようになったので確認すると、幸い、方向は合っていたようだ。

小雨の中を開陽台へ登っていくと、駐車場にはバイクと車が数台停まっていた。こんな天気で展望がまったくないのに。まぁ、自分たちもそうなのだけどw

まずは暗くなる前に晩飯を食べなくてはいけないので、車の中でアヒージョを作る。出来上がったら、テントを張りに行ったmsrnを手伝った。それから車に戻ってアヒージョの鍋と食器類を持ってテントへ運び、ビールを開けてやっとディナーだ。2日目の夜でもまだビールが冷えていてよかった。

食べ終わると鍋とかは車に戻し、代わりにシュラフなどをテントに運んで、早く寝る準備を済ませた。実際、自分たち以外に小さなテントが7、8張りくらいあったけど、横になってすぐにいびきが聞こえてきた。開陽台キャンプ場はライダーの聖地?だけあって、セレブキャンパーが集まるキャンプ場とちがって、夜遅くまで騒いでいるような人はいなかった。

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おかげで前日よりは眠れるだろうと期待したのだけど、残念ながらそう甘くはなかった。夜中に降り出した雨の音で目が覚めて、やっぱりそれからも何度か目が覚めてうつらうつら。そのまま明るくなって、結局、満足には眠れなかった。

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急ぐ必要はないけれど、寝具を車に戻して朝食の道具をテントに運んだ。せっかく持ってきたバウルーを使いたかったので、今度はコーヒーだけでなくてホットサンドも作ることにする。

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コーヒーを落としている間にmsrnがホットサンドの準備をしてくれたので、コーヒーを飲みながらホットサンドを焼いた。どうやらバターを家から持ってくるのを忘れたようなので、代わりに初めてオリーブオイルを使ってみる。

予熱したバウルーの片方にオリーブオイルを適当に入れて馴染ませ、具を挟んだパンを乗せる。上側のパンの表面にさらっとオリーブオイルをかけて、バウルーを閉じ、あとはバターの時と同じように焼く。

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ちゃんと焼けるか心配だったけど、オリーブオイルでもこんがりと焼くことができた。サンドイッチも美味かったけど、一手間かかっていて暖かいホットサンドは、一晩雨で濡れたテントの中で食べると、より一層美味く感じたような気がする。多少面倒でもやってみるもんだなぁ。

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食べ終わったらさっさと撤収。またもやびしょ濡れのテントを畳んで車にしまい込み、出発の支度を済ませた。

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その頃になって、少し視界が開けてくる。北根室ランチウェイは面白そうだけど長い。ちょっと歩く気はしないなぁ。待っていても開陽台自慢の展望はさっぱりなので、別海町へ向けて出発した。

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