白楊の伐倒
伐倒といっても、直径10cmちょっとで樹高も4m程度の若いドロノキなのだけど、久しぶりにチェンソーを取り出して切ってきた。
薪作りは去年で一段落したので、今年はチェンソーの出番はないだろうと物置にしまっておいたのだけど、急遽、抜根することになったので、ついでに邪魔なドロノキを伐倒してしまうことにした。
玉切りではチェンソーを使っていたけど、伐倒するのは実質初めて。10年以上前に林業体験で切り方は教わったことがあったけど、そのときはチェンソーで実際に切ったりはしていない。3年前の伐倒は全部頼んでやってもらったので、そのとき見たのを思い出しながらやってみた。
ドロノキは歩道の側に立っているので、歩道には倒さずに敷地の方へ倒したい。ただ、枝は日当たりのいい道路側に伸びているので、普通に切ったら間違いなく歩道に倒れる。幸い、樹高が低くて電線に引っかかる心配はないけど、極力敷地内で処理したい。
そこで、クライミングロープを地面から2mくらいの高さの幹に固定して、敷地の方から地面に残っている切株も利用して引っ張りながら切り倒すことにした。msrnはチェンソーを使えないので、当然、自分がチェンソーで切って、msrnにロープで引っ張ってもらうことになる。
msrnに引っ張ってもらいながら、受け口を作ってから、追い口を入れていっていると、ドロノキは倒したい方向と反対の歩道側に倒れてきた。油断していたのでソーチェンが挟まれてしまった。万一に備えて下敷きになるようなところには立っていなかったので怪我もなかったのだけど、ロープが全然役に立たなくてがっかり。
msrnに確認すると、案の定、ロープには全然テンションがかかっていない状態だったようで、倒れて勢いがついてから引っ張ったので、ドロノキの重さに対抗できるはずもなく、なす術もなくドロノキは歩道の方へと倒れてしまったようだ。こんなことなら自分一人でやった方がマシだったかもw
仕方ないので、倒したドロノキの枝を払って運びやすくして、歩道から急いで撤去。犬の散歩をしていたおじさんが倒したドロノキをなんとなく欲しそうに話しかけてきたけど、薪にして使うと言うと去っていった。
玉切りするのと生えている木を切るのとではずいぶん勝手がちがう。玉切りなら切りやすい体勢で切れるけど、伐倒のときは、生えてる木に合わせて切らなきゃいけない。チェンソーの力を過信していたようで、大事なのは自分自身の技術と知識だ。太くないからという油断が危うく事故につながるところだった。次、また伐倒することがあったら気をつけよう。
それに、今回の伐倒でチェンソーのクラッチを壊してしまったのか、アイドリング状態でもソーチェンが回り続けるようになってしまった。これはちょっと危ない。とりあえずはチェンブレーキで止めることができるのでいいとしても、修理が必要かも。
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