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苫小牧市美術博物館

もう1ヶ月近く前になるけど、久しぶりに美術館へ行ってきた。

苫小牧市美術博物館では4月から艾澤詳子さんが展示をしていたので、期間中に観に行きたいと思っていた。ただ、どうせ苫小牧まで行くのなら、もう少し足を伸ばして白老まで行って、オープンしたウポポイへもついでに行きたいと考えた。ところが、ウポポイは新型コロナ対策で予約制。2週間前から予約可能だったので調べてみたけど、休日は夕方くらいしか空きがない。それならそれで、ウポポイは今後いつでも行けるだろうし、苫小牧市美術博物館をゆっくり楽しむことにした。ちょうど特別展の「ロボットと芸術 越境するヒューマノイド」という興味深い展示も行っていたので。どのみち、詳子さんの展示を観るにも特別展のチケット料金を支払う必要があるし。

美術博物館は9:30から入館できるので、その時間に着くように自宅を1時間前くらいに出発。支笏湖経由で苫小牧へ向かった。予定通りに5分くらい前に美術博物館がある出光カルチャーパークに着いて車を停めて、建物の入口を探した。ちょうど玄関が開いたタイミングで入館。詳子さんの中庭展示は特別展を順路通り観ながら寄れるようなので、まずは特別展を観ることにした。

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入口の展示は室工の学生が制作したロボットで、センサーで人の手に反応して消毒用アルコールを手にかけてくれたり、箱に閉じこもった猫をからかうと怒るものだったり、面白そうなイントロだった。

ところが、特別展の内容自体はなかなか難解なものだった。ロボットとは何か、ヒューマノイドという概念を軸に、それを芸術として表現した絵画や造形作品などが展示されているのだけど、自分にはいまいちそれらが繋がらない。身近なところでは、ウルトラマンに出てきた怪獣のバルタン星人とか、鉄腕アトム、ガンダムとかは分かりやすいのだけど、全体的に首を捻るものが多かった。

手塚治虫の漫画で、大友克洋らがアニメ化したメトロポリスのオリジナルともいえる映画の一部を上映していたり、初音ミクに関する展示もあったりして嬉しかったのだけど、最近のAIに関しての展示がほとんどないのが物足りなかった。歴史、変遷に重点が置かれていて、現在へと繋がっていく部分があっさりしすぎていて期待はずれだった。

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ロボットの語源がチェコ語の「賦役/労働」を意味する「robota」であり、ロボットという言葉が初めて登場したチェコの戯曲「R. U. R.」からの思想的なものを軸に追いかけてくれた方が、個人的には興味深く感じたかも。AIによって多くの人間が失業するだろうと脅されている現代に対して、何かしら示唆を与えるものだったらよかったのに、何だかいろいろ雑然と展示されていて消化不良で終わってしまった。

そして、肝心の詳子さんのインスターレーション。風化をテーマにしていることは展示を観てから知って、屋外の中庭スペースを上手く活かした展示だと思った。ただ、オブジェの風化はいい具合だったのだけど、黒く塗装された角材が「風化」とは対照的な真新しさを残していて、「木」という風化と親和性の高い素材であるにもかかわらず、時間の経過に争っているように見えて違和感を覚えた。

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作品はもう一つ暗い部屋にLEDの光源と組み合わせたものが展示されていたけど、これは以前、茶廊法邑での展示をアップデートさせたもののように感じた。そのときの展示では、ヨーロッパへの向かう難民の姿をイメージしていたそうだけど、今度の展示では光源が明滅したり色を変えたり動きがあった。正直なところ、色は余計な気がする。あと、人型のオブジェそれぞれは小さいけれど、フライヤーの写真のように等身大に感じられる方が印象的だ。展示を眺めおろすよりも、きっとこの展示を素材として映像作品を作った方が、インパクトが大きい気がする。まぁ、素人の戯言だけどw

美術博物館というのは、美術の博物館的要素があるというわけではなく、美術館と博物館が併設されているということだった。そんなわけで、主に苫小牧の地理、地学、植物についてや歴史などの様々な展示も一緒に観ることになった。実際に観てみると、美術館よりも博物館の方がボリュームがあった。

こういう博物館へ来たのは北大の博物館を観て以来かもしれないけど、結構面白かった。勇払原野の成り立ちや植生、縄文時代の遺跡やその後のアイヌ文化まで、とにかく想像以上に内容が濃い。アイヌが勇払川か何かを船で遡って、千歳川を下って石狩湾へ出るルートを使っていたのには驚き。確かに昔の北海道は原生林に覆われていたのだろうから、陸路よりも川を使うのが楽だったのだろう。

なんだかんだで3時間くらいたっぷり観て過ごしたのでお腹が減ってしまった。帰りにMEON農苑へ寄る約束だったので急いで向かうと、30分くらいで到着。昼時で混んでいたけど、庭でぶらぶらしながら待っていたのでそれほど退屈はしなかった。腹は減っていたけど。

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料理はドイツ料理なのか、腹が減っていてボリューミーなものが食べたかったので、ココットの方を選んだ。

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ランチと合わせるとドリンクとデザートがお得だったので、ついつい食べてしまった。

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美味いけどおかげでランチなのにかなりの金額になってしまった。

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帰りはそのまま千歳へ抜けて、まっすぐ自宅まで。苫小牧までの往復は思ったより遠かった。

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