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エビガライチゴジャム

北海道には自生するキイチゴがいくつかあるらしい。

キイチゴはイチゴとちがって種が歯に挟まって気になるので、そんなに好きではなかった。ジャムをもらったら食べることがあるくらい。

それが、張碓で実をつけているのを見つけたのが4年前の2016年。調べてみるとナワシロイチゴという名前で、ジャムなどにして食べれるそうだったけれど、その頃は数も少なかったので食べようとも思わなかった。翌年には立木を伐倒してもらって重機に踏み荒らされて、ナワシロイチゴはなくなるだろうと思っていた。

ところが、ナワシロイチゴのことを忘れているうちに実は増えていたようで、2年後の去年、2019年にはたくさん実が生ったのでジャムを作って食べることができた。種が歯に挟まって気になるのはキイチゴらしかったけど、山菜のように自然に生ったものを食べれるのは嬉しい。

実はこの年、ナワシロイチゴとは別のキイチゴっぽい蔓が増えているの気づいた。茎には1cmくらいの毛が生えていて、棘も生えているのでうっかり触るとチクっと刺さって痛い。実は生っていなかったので、名前を調べたりもしなかった。

ところが今年、その毛が生えててトゲトゲのキイチゴっぽい蔓がさらに増えて花をつけていた。

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実が生るのを楽しみに待っていると、8月に入って実が生り始めた。あちこちで次々と実が熟して、期待以上にたくさん収穫することができた。この年は藪を刈って日当たりをよくしたせいでナワシロイチゴの方は生りが悪かったけれど。

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ナワシロイチゴもエビガライチゴも熟すと花托を残して実がポロっと取れる。採ったイチゴは水洗いして水をきったら鍋に移し、砂糖を半量加えて10〜20分煮込み、小さじ1程度のレモン果汁を加えて、煮沸消毒したビンに入れて完成。煮込みずぎると硬くなるので、ちょうどいい加減で鍋を火から下ろしたいけど、タイミングが難しい。

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ちなみに、エビガライチゴの方がナワシロイチゴよりも美味い。生でも案外食べれる。

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