フェニックスの事業終了

ほとんど使ったことはないけど身近なブランドが潰れるのにはちょっと驚いた。

phenixはVector Glideの浅川さんが使っていたのを目にしていた。そして、今回のニュースも最初、浅川さんの投稿で知った。

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フェニックス 長文です。 phenix 68年の歴史に幕を閉じるみたいです。 俺がフェニックスウェアを着るようになったのは小学生の頃、アルペンレースに没頭していた時でした。 ヤマハスキー&フェニックスというゴールデンコンビブランドで滑っていました。 15歳でスキーから離れ、25歳にスキーをまた滑り始めた。 10年振りのスキーは楽しくて仕方なかった。 滑れば滑るほど生き甲斐を感じた。 そんなある日カメラマンに声をかけられ「ライダーを探してるブランドがあるんだけど、どうかな？」と言われた。 俺は「興味無いので結構です」と断った。以下内容は先シーズンのフォールラインで… なんだかんだ話だけ聞きに行ったのがフェニックスだった。事務所に行くまでブランド名を聞いて無かった俺は「おー懐かしい、フェニックスかー」話だけ聞いて断わろうくらいな気持ちだった。 椅子に座り担当者を待つ、そこへコーヒーを運んでくれた人が、いきなり「誠⁉︎」と叫んだ。 なんとアルペンレース時代の先輩だったのだ笑笑 「久しぶりだね！元気？ライダーの子って誠だったの⁉︎今から担当者来るけど、もっとビックリするよ笑笑」 担当者が現れた 「あれ⁉︎誠君？何やってんの？」 なんと、幼稚園から俺を知る、地元のアルペンチームの先輩だった。 急にさっきまでの冷めた気持ちに火がついた。 「俺やってみようと思います。だけど必要なくなったら、お互いにすぐに断るのを約束しましょう」と言いサポートが決まった。 あの時、全然知らない人が現れていたら断っていたと思う。 だってライダーになりたかったわけでも無ければ、物が欲しかったわけでも無い。 話だけ聞きに行ったんだから。 人のつながりが俺の運命的な出会いを作ってくれた。 その気持ちだけを大切に俺はライダーという道を選んだ。 あれから19年間フェニックスを使用している。 あの日、「お互いに必要無くなったら言いましょう」の約束がこんな形で幕を降すとは… 今までサポートしていただきありがとうございました！ そして、俺を見てフェニックスブランドを購入していただいたお客様、本当にありがとうございました！ 俺はこれからも世界一のスキー馬鹿を目指します。 皆様が見ていて笑ってしまうほどに笑笑 おそらく周囲の環境が変わっていく可能性もありますが、スキーに対する想いは変わりません。 侍ストーリーは一時的に幕を降しますが、また新たな気持ちで開演する約束を致します！ 今までフェニックスを通じて出会った皆様、お客様、本当にありがとうございました！ 今後もスキーヤー浅川誠は滑り続けます。 またどこかで運命的な出会いが待っている事を願って、滑り進みます！ 新しいステージへ それではまた何処ぞの山で！ 浅川誠

浅川 誠(@makotoasakawa)がシェアした投稿 - 2020年 9月月9日午前4時12分PDT

チャケさんが浅川さんのファンで、phenixを着ていたのを思い出す。安いので興味はあったけど、どうも値段相応に感じて買うには至らなかった。

でも、phenixの製品を一度も使ったことがないわけではない。実は、確かその浅川さんのASACampに参加したあと、温泉で着替えのパンツを忘れたことに気づき、宿へ向かう途中で旭川秀岳荘に寄って買ったパンツがphenixだったw そのパンツは今でも使っている。化繊なのに速乾性がイマイチだけど。

浅川さんのように思い入れがある人にとっては残念なことだろう。一方、自分はレースもやってなければ基礎屋でもない。これまで着たことがあるウェアを思い出してみると、中学生の頃はKillyだったような気がする。高校ではTYROLIAだった。大学に入ってモンベル。BCを始めたらMilletで、そのあとArc'teryx。今は山でTeton Bros.、ゲレンデでBurtonを使っている。見事にバラバラだw

phenixはコロナでトドメを刺されたようだけど、他のメーカーも続く可能性はあるだろう。ただ、コロナでキャンプやアウトドアの人気が高まっているようなので、そうした流れに乗ることができたメーカーは、むしろコロナで業績が上がることもありそうだ。