中華スマートウォッチを試す
風呂とサウナに入浴するときの心拍数の変化を調べてみたくて中華スマートウォッチを買ってみた。
スマートウォッチといえばApple Watchが思い浮かぶけど、Series 6は安くても42,800円(税別)。Series 3でも19,800円(税別)。おまけにAppleとしては石鹸やシャンプーはダメなので、風呂もダメだということになる。
脱衣室で服を脱いでから身体を洗って湯船に浸かり、浴室から出て休むまでの一連の心拍数の変化を知りたかったので、Apple Watchの防水性能では足りなかった。
そこで他のスマートウォッチを探してみた。すると、医療機器でも有名なオムロンからもスマートウォッチが出ているみたいだ。なんと血圧も測れるらしい。これならぴったりだと思ったけど、残念ながら防水ではなく、水がかかるだけでもダメらしい。しかも、管理医療機器としての認証を得ているとはいえ、8万円以上するのは高価すぎる。
気を取り直して他のスマートウォッチを調べると、中国製のスマートウォッチは1万円以下、特に5,000円以下のものでも防水で心拍数だけでなく血圧も測れるものがあった。信じられないほど安いけれど、どこのメーカーも生産しているのが中国の工場だと考えれば、模造品が格安で売られていても不思議ではない。
仮に品質が悪かったとしても、5,000円以下ならなんとか我慢できると思って、楽天市場で3,980円のスマートウォッチをポチった。
「スマートウォッチ H2」と表示されているけれど、どこのメーカーかもよく分からず不安だった。ただ、IP68といえば防塵も防水も最高等級。本当にその性能が保証されているか分からないけど、スチームサウナや風呂で使うなら防水性能が高いに越したことはない。おまけに血圧も測れるのだから他に言うことはない。
数日後に家に届いたので、封筒から取り出す。パッケージは意外ときれいだ。Timiconというのがメーカー名っぽい。
中には本体とリストバンド。さらに下には女性用の短いベルトと充電用のクレードルと説明書が入っていた。
本体にリストバンドを取り付けて、まずはクレードルで充電。バッテリーは半分くらい充電済みだった。
充電が終わったら、早速左腕の手首にしてみた。自分の腕がかなり細い方だとはいえ、女性用のベルトでさえ一番きつい方から2つ目の穴じゃないと密着しないのでギリギリだった。
腕につけるとすかさず心拍数や体温が表示されたけど、細かい設定などはスマートフォンのアプリで行うようだ。説明書にしたがってQRコードからGloryFitというアプリをダウンロードした。
GloryFitのアカウントを作るのには抵抗があったけど、仕方ないので登録。iPhoneとのペアリングを済ませて、ヘルスケアアプリとの連携も設定した。
心拍数は自分で脈拍を測った値とほぼ一致。ちゃんと計れているようだ。
血圧も測ろうと説明書を調べると、実は血圧は手動でしか計れないことに気づいた。当たり前といえばそうかもしれないけど、血圧の測定に相応しい姿勢をとって40秒かかるようだ。
スマートウォッチを血圧の画面にしてしばらく待ち、測定が終わるとブルっと震えて血圧が表示される。
脈拍とちがって血圧は自分で簡単には計れない。実家には血圧計があるので、測って比較してみた。
測定結果は収縮期(最高)血圧、拡張期(最低)血圧ともに10 mmHg程度高く出るようだ。
そもそもがスマートウォッチは医療機器ではないので測定結果は参考としてしか利用できないのだけど、それでも参考にするには正しい数値とのズレを知っておきたい。
体温もスマートウォッチで測定できるけど、手首の肌の温度を測っているので、外気の影響を強く受ける。チャリに乗ってるときは体温表示が下がる。密着していないとなおさらだ。逆に、屋内で室温であれば、体温計で舌下で測った体温とほぼ一致した。
スマートウォッチの癖をある程度把握したので、次はいよいよ風呂とスチームサウナへスマートウォッチをつけて入浴してみる。
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