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スキー場の新型コロナ対策

道内のスキー場も徐々にオープンしているようだけど、第3波は重傷者が増加して医療崩壊が起こりつつあり、先シーズンよりも状況は深刻だ。

現在、北海道は12月11日まで集中対策期間になっている。札幌市民(滞在者も含む)には、感染リスクが回避できない場合の不要不急の外出や市外との往来を自粛するよう求められている。「感染リスクが回避できない場合」という但し書きが非常に曖昧で、そもそも自粛要請という強制力がないものだ。

ヨーロッパでは感染拡大の規模が日本よりもかなり大きいせいか、フランスではリフトは動かせないらしい。リフトが動かないフランスのスキー場に客が行くのかどうかは分からないけど、少なくとも北海道では歓迎されるかもしれない。オープン前のスキー場を登って滑るのは、北海道の冬の風物詩ともなっているw

とはいえ、黒岳は先月11月19日、オーンズは20日にオープン。札幌国際も28日にオープン。そして、明日12月5日にキロロもオープン予定。中山峠もオープンしているようだけど、シーズンはじめは客が集中するので、新型コロナじゃなくても十分に散ってからの方が無難だ。

黒岳はともかく、オーンズがあるのは小樽市春香町、キロロも赤井川村なので、自粛要請に素直に従うのであれば、札幌市民が滑りに行けるのは定山渓にある札幌国際ということになる。「感染リスクが回避できない場合」なので、スキー場がどんな対策をとっているかも問題だろう。

というわけで、ちょっとスキー場の感染対策を見てみる。ただ、客としての感染対策として、「三密」を避けたりマスクの着用は必須になるだろう。サージカルマスクの上からバラクラバを被ればいいのかな?

さて、オーンズの感染対策で自分に関係しそうなのは、従業員スタッフの体温と健康状態のチェック、マスク着用、手洗い。キロロではもっと踏み込んでいて、動画によると客の体温もマウンテンセンターの入口で測定して、37.5℃を超える場合は来場を断られるようだ。

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リフトやゴンドラへの乗車も、家族またはグループごとらしい。相乗り禁止ということなのだろう。ゴンドラに同乗したグループ内でのクラスター発生は防げないと思うけど。

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キロロはゴンドラよりもクワッドがメインなので、ゴンドラに乗らずにクワッドに限ればリスクを下げることは可能だろう。その点、札幌国際はゴンドラがメインなので、厳しいだろう。実際、換気をしながら8人(定員)までの乗車を認めている。これまでの新型コロナに関する報告から考えても、距離を取れないゴンドラ内で向かい合って座るのは感染リスクは高い。会話が一切ない冷え切った家族やグループならいいのだろうけどw

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面白かったのはリフト。「ペアリフトの乗車人数は2名までといたします」?

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ペアリフトは2名までしか乗れないんじゃないの??

まだオープン予定日も決まっていないばんけいも、体温が37.5℃以上の客は断られるらしい。「ロッヂ入口・スキー学校入口には、顔認証検温器を設置しておりますので、館内に入場の際には体温測定のご協力をお願い致します。」とあるので、チケット売場へ行く前に断られることになるのかも。

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ばんけいのリフトはフードもないし換気の良さは抜群だろう。

スキー場で大怪我をした場合、普段なら救急車が来て、病院へ搬送してくれても、今はあちこちの病院でクラスター(院内感染)が発生していて、受け入れを拒否されて、たらい回しに遭う危険性が高くなっている。ウイルスへの感染を防げたとしても、間接的に新型コロナの被害に遭いかねない状況だ。

安倍政権、管政権の無能・無策のせいで効果的な対策は行われておらず、いまだに「三密」とマスク・手洗いの「自助」に頼った対策だ。その中でも医療関係者は必死にウイルス感染の拡大と戦い続けている。GO TOキャンペーンでのんきに旅行や外食へ行ってる場合ではないのと同じく、感染拡大が収まっていない今の状況で、正直、スキー場へ行くべきではないと思う。どうせ行くならスキー場ではなく感染リスクが低い山の方がいいだろう。もちろん、山には山のリスクがあるので、普段よりも慎重に。

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コメント

 申し訳御座いませんが、本日札幌国際に行って来まして。
見て来た現実です。
 ゴンドラクワッド共に、シングルレーン有り。
ゴンドラ乗車は2回だけですが、グループ以外の相乗りで6人の場合も有りました。
 クワッドは、シングルレーンに並んで居ればほぼ4人乗車。
場内放送では「コロナ対策の為に、マスクを…」って何度も言ってますが、リフトスタッフが乗車位置横で、マスクやフェイスマスクも着用して無い、年配男性基礎板スキーヤーの方々に、ご注意してる場面は一度も見てません。
 一度だけ隣にマスク類何も無い方が相乗りして来たので、私が自らリフトフード開けたまま乗車してました。

 履いてるスキー板は…それ捨て板なんですか?って思う程、良いファットスキー板乗りの方々も沢山居られましたが、パウダーなんて何処にも有りません。

 国際は今来て貰わないと儲かりませんから12月最初の「親子DAY」に行くべきでは有りませんでした。
この時期沢山押し寄せて来る、上手過ぎる基礎スキー指導員の方々は皆無でしたよ。

投稿: しーば | 2020年12月 5日 (土) 22時22分

>しーばさん

羨ましいwww
札幌国際の状況教えてくれてありがとう!
やっぱりスキー場の感染対策なんてそんなもんだよね。
SAJは今シーズン研修中止してるらしいから、その点ではいいシーズンだ。
雪が増えたら山へ滑りに行こう!

投稿: H本 | 2020年12月 6日 (日) 10時19分

 是非とも山でお願いしたいです。
 
 スキー場内での最初の一本目、全く左脚に乗れずに、ずっと修正練習ばかりしてました。
 
 日常生活で傾く身体のバランスは、普段の生活だと気付けませんが。
スキーで滑ると、一発で解るのが凄いです。
本日は筋肉痛で動けずに、引き籠りDAY満喫です。

投稿: しーば | 2020年12月 6日 (日) 13時24分

>しーばさん

初滑り翌日はやっぱり筋肉痛だよね。
こんなときだし初滑りに備えて少し運動しておこうかな。

投稿: H本 | 2020年12月 6日 (日) 16時40分

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