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MacBook Proのバッテリー交換

世間はM1搭載のMacBook Proで話題だけど、MacBook Pro Retina 13-inch Early 2015のバッテリー交換に挑戦してみた。

1年くらい前からママンの使っているMacBook Proが、腹をテーブルに擦っているのが気になっていた。本来であれば四隅のラバーで固定されるはずなのに、腹がテーブルに当たっているのでずれやすくなっていた。

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おそらくバッテリーが膨張したためだろうとは思っていた。以前、自分が使っていたMacBookのバッテリーも膨張して、そのときはキーボード側が押されて、トラックパッドの挙動がおかしくなった。当時のMacBookはバッテリーは取り外し可能だったので、今もYosemiteSnow Leaopardマシンとして、バッテリーをはずしてACアダプターで使い続けている。

残念ながら、今のMacBook Proはバッテリーを取り外すことができない。バッテリーの膨張がこのままひどくなれば、トラックパッドの動作がおかしくなったり、最悪、バッテリーが発火・爆発ということもあるらしい。さすがに自分の知らないうちに事故が起きても嫌なので、バッテリーの交換を検討した。

MacBook Proのバッテリーには同じような膨張の問題が多数発生しているらしく、リコールも行われているらしい。リコールであれば無償交換らしい。有償での修理の場合は19,800円なので、この差は大きい。アップル以外の修理店でも1万2、3千円はかかるそうだ。

そこで、まずはシリアルナンバーからリコールの対象かどうかを調べてみた。Early 2015なので、「2016年10月から2017年10月までの間に製造された製品」という対象には含まれないような気はしたけれど、ダメ元でチェックしてみる。すると、案の定、対象外。無償交換にはならないようだ。

では、アップルで有償修理をするか、他所の修理店へ依頼するか。金額的には修理店の方が安く済みそうだけど、今はコロナ禍で極力外出はしたくない。バッテリー交換についてネットでの報告を調べていると、意外と自分で交換している人が少なくないことが分かった。

MacBook Proのバッテリー交換で厄介なのは、バッテリーが接着剤で固定されていること。以前であればビス留めされているようなパーツも、省スペースのためなのか、強力な接着剤で今は固定されているらしい。もうバッテリーの交換は想定していないのだろう。

接着剤を剥がすには、2つの方法があるようだ。1つはヘアドライヤーなので温めて、接着剤を柔らかくして剥がす方法。2つ目は、アルコールなどの有機溶媒で接着剤を剥がす方法。

ヘアドライヤーで温める方法は、以前、iPhoneのバッテリー交換をしたときにやった。温め方が足りなかったのか、バッテリーを剥がしているときにバッテリーパックが折れてしまった。温めすぎて本体を壊さないように注意したのが仇となった。そういう意味では、MacBook Proも温めすぎは怖いので、思い切って試しに有機溶媒で剥がすことにした。というのも、たまたま家に大量に残っていたカメラのレンズクリーナーが使えそうだったからだ。

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交換用バッテリーも7,000円弱で手に入りそうだ。分解作業に必要なペンタローブネジやトルクスネジ用のスクリュードライバも付属しているようなので、交換用バッテリーの費用だけで済みそうだ。

ただし、交換作業で最悪失敗して本体のデータがなくなることに備えてバックアップをとっておく必要がある。アップルや修理店に依頼する場合でもバックアップは必要になるのだけど、もちろん、DIYに自信があるなら自己責任でバックアップもとる必要はない。でも、今回は自分のMacBook Proではないし、バックアップ用のハードディスクを用意できたので、無理せず無難にバックアップをとってから作業することにした。

といっても、用意したバックアップ用の外付けハードディスクは、パーツ店で購入したハードディスクケースに、古いNASから取り出したハードディスクを入れたもの。バックアップにはアップル純正のTime Machineを使ったのだけど、バックアップ途中で勝手にマウントが解除されて一度エラーで止まってしまった。本体のデータは約80GBで、バックアップには2時間程度かかったけど、なんとか無事に終わった。

これでようやくバッテリーの交換作業に移れる。作業手順はここを参考にした。

交換用バッテリーのパッケージには、2本のドライバーが付属している。

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まず、青のペンタローブネジ用のドライバーで裏のカバーをはずしていく。ネジをはずしている途中で、バンっとカバーが跳ね上がった。膨張したバッテリーで跳ねあげられたようだ。MacBook Proの筐体がエヴァの拘束具のようになっていたのだろうw

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カバーを外して裏返すと、結構ゴミが付いていた。

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本体側にはお菓子のクズもw

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ホコリやゴミは掃除機で吸い取った。それから手順に従いコネクター類を取り外していく。スパッジャーはiPhoneのバッテリー交換のときに一緒に買ったものを使った。

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内部は紫のトルクスネジ用のドライバーでネジを取り外す。

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手順の中で少しちがったのは、トラックパッドのケーブル。手順では「まっすぐ引き上げます」と書いてあるけど、接着剤が付いているので、まずはケーブルを手前に引いて、接着剤を剥がす必要がある。接着剤が取れたら、今度は反対に奥へ向けてケーブルを引っ張って、ZIFソケットから抜き取る。

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コネクタ類をすべて外したら、いよいよバッテリーの接着剤をアルコールで剥がす。ここで使うのはカメラ用のクリーナー。

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たまたまグランマが持っていた容器がクリーナーを少量ずつ垂らすのにちょうどよかったので、クリーナーを20mL程度移し入れた。

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バッテリーと本体裏側との間にクリーナーを垂らしてから数分待つ。それから、グランマの銀行キャッシュカードを使って剥がす。グランマの遺品がこんな形で役に立つとはw

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剥がれづらいときは、もう一度クリーナーを垂らして少し経ってから剥がす。これを繰り返していると、バッテリーは剥がれてくる。

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真ん中はトラックパッドの上なので、かなり緊張した。クリーナーを垂らしすぎないように注意しながら作業する。垂らしたクリーナーが接着剤に行き渡るように、本体を傾けた方が作業が捗る。

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ゆっくり作業を続けて、ようやく剥がれた。

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当然ながら、取り外したバッテリーはパンパンに膨らんでいる。

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残っていた接着剤をクリーナーである程度拭き取る。

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分解をはじめてから約1時間。お腹が減ったので、昼ごはんを食べてから続きをする。試しに、バッテリーをはめてみる。大丈夫そうだ。

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交換用バッテリーの接着剤を保護していたカバーを取り外す。

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電源部分だけネジ留めなので、ここが合うように注意してバッテリーをはめ込んで、ドライバーでネジをしめる。

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あとは、分解したときの逆の手順で組み立てる。下の写真では、トラックパッドの左下の樹脂パーツがアルミ筐体からはみ出ていて、裏のカバーが閉まらなかったので直した。

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カバーをはめ終えて、ドキドキしながらACアダプターのコネクターを接続。

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やった!ちゃんと充電されているようだ。

試しに腹の膨らみを調べると、前よりかなり引っ込んだ。

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まだ少し膨らんではいるけど、前のように腹をテーブルに擦ったりはしなくなった。

MacBook Proを起動すると、一時的にバッテリーをはずしたせいか時計がリセットされてしまっていたり、元のWi-Fiにつながらなかったりして、多少の調整が必要だった。でも、それ以外はまったく問題なし。バックアップも使うことなくそのまま使うことができて安心。

ママンのMacBook Proも購入から5年経過して、一般的にはそろそろ買い替えという時期にもなっている。ただ、ママンに現行機種ほどの高性能は必要ない。差し当たってはネットでの動画視聴がもっともスペックを要求するくらい。自分のMacBook Proも7年経つけど、4K動画の編集もしないので、しばらくは買い替えの必要性を感じないな。それくらい十分に以前のMacBook Proも高性能だと思う。まぁ、金がないというのが一番だけどw

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