三段山クラブZoom雪崩講習会
大西代表がメンバー向けに開いてくれた。
自分がZoomを使うのはまだ3回目で、最初は映像が表示できなかったりして、まだ操作に慣れていない。機能もよく分かってないし。
今回、三段山クラブでは初めてのZoomミーティングだったけど、なんだかんだで8人が講習会へ参加した。
忘れないように、とりあえず、気になったところのメモ。
弱層となる雪質、こしもざらめやしもざらめなどを見分けるのは、ぱっちまんが言うには、反射率のちがいで分かるらしい。ぱっちまんは舐めて判断すると大西さんは話していたけどw
弱層付近には氷盤ができることがあるので、ハイク中にストックを突いて確認するといい。
山行前の情報収集にはPowder Searchが有効。ただし、今は望岳台とかはなくなってしまったらしい。
最近、雪崩レスキューに必要になった装備がナイフ。埋没者のエアバッグを切り裂くのにナイフが要る。一応、もともとナイフはザックに携帯していた。
雪崩に巻き込まれたときにポールのストラップに手を通していると、ポールがアンカーになるため、原則、ストラップには手を通さずに滑る。樹林内でも枝にポールを引っ掛けた場合にも腕を持っていかれるので。以前あったLIFE-LINKのポールは強い力が加わるとストラップがはずれるようになっていた。今でもG3のポールははずれるらしい。自分で実物を確認してないけど。
携帯電話はビーコン捜索に支障が出た場合は電源を切る。
シグナルサーチで耳元でビーコンをグルグル回すのは廃止されたらしい。シグナルを拾ったら「シグナル」、表示が10になったら「テン」、表示が3.0になったら「ファインサーチ」、プローブが埋没者に当たったら「プローブヒット」と叫ぶ。ファインサーチは基本的には膝の高さ。雪面の凹凸の影響を受けないため。雪面が平らなら、精度を高めるため、雪面付近で行った方がいい。
マーキングは腰の位置で行う。
複数埋没のときにスムーズに捜索できないときは、マムートの代替サーチモードを使うといい。
プローブは240mm以上。ポジションプロービングは35分以内?で捜索者が多かったり、硬いデブリのときに有効。
斜度が26度未満のとき、埋没深が2mの場合、掘る距離は0.8m(捜索者の間隔)×5人=4m。浅いときは先頭が2名でもいい。
ビーコン不携帯の埋没者の捜索にはいろいろなコースプロービングがある。中でもスラロームプロービングが有効で、白馬でも救出に成功している。
プローブは斜面に対して垂直に刺す。もちろん斜面の下側に立って。上側からは難しい。
埋没状況によってはトリアージが必要。樹林内の埋没者は外傷を受けている可能性が高く、複数埋没では樹林外の埋没者が優先される。
以上。
というような感じで、21時くらいまで、20時くらいに休憩を数分間はさんで講習会が続いた。基本的には大西さんが講師として話していたけど、適宜参加者からの質問や情報提供もあったりして、リモートとはいえ有意義な講習会だった。自分は特に発言もせず、後半は眠くてウトウトしていたけどw
ちなみに、講習会は翌日も開催されて、2日連続参加の人もいたようで、しかも酒を飲みながらだったらしい。そんなことなら自分も飲めばよかったと一瞬考えたけど、飲んでたらまちがいなく30分で寝てただろうから、飲まなくて正解だったな。
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