時代遅れなVector Glide

LGBTへの差別・偏見をなくそうとしているこのご時世に、いまだに「Women's Ski」をラインナップする時代遅れなVector Glide。

ジニアスの今シーズンの通常モデルはこれ。上がスタンダード、下がカーボン。

一方、女性用モデルはこっち。

なぜ、女性用はこの色なのか。「女性らしさ」を押し付けていないか？

女性用がはっきりとラインナップ上で区別されたのは、このひとつ前のカラーであるピンクのGeniusが登場した年からだと思う。女性用には177cmのモデルしかない。ピンクのGeniusが乗りたくても、身体が大きかったり、体重が重い人で185cmや193cmが必要な人は諦めざるを得ない。それでもピンクのGeniusが欲しいという人へ向けて、限定モデルがリリースされた。

185cm、193cmそれぞれ10台の限定だ。限定モデルは瞬く間に売り切れた。

実際にデカイ人も乗っているのを見かけた。

そして、過ちは繰り返されたw

今度は青を愛する人が193cmを乗っていたw

結局、女性用なんてものを作るのは烏滸がましいことだ。女性には女性らしいカラーのスキーを選ばせようなどと余計なお世話である。もちろん、男性には男性らしい色をというのも同じだ。好きな色を選べばいいし、自分の体格や脚力に見合った板を選べばいいことだ。デブの女もいれば、チビの男もいる。大会に出るわけでもないレジャースキーに女性も男性もない。

そもそもスキーに女性も男性もない。スキーが好きならそれでいい。