21/1/1 羊蹄山
2日連続でBCへ行くことになった。
26日から滑り続けて7日目。さすがに疲労が溜まってきていた。前日にサウナと水風呂に入っているとはいえ、果たしてラッセルに耐えられるだろうかと心配だった。
7時半に喜茂別のセブンイレブンで待ち合わせなので、5時に置きて準備をして6時に自宅を出発した。市内は晴れていたけど、藤野の辺りから雪がちらつき始め、定山渓を過ぎるとどんどん雪は強くなり、中山峠へ登って行くときは辺りは真っ白。峠を越えると風も強くなって吹雪いている。待ち合わせ時間ちょうどになんとか到着したものの、山の様子が心配になった。
喜茂別コースの登山口へ行くも、除雪されていないので断念。まっきもへ行っても除雪中。邪魔にならないように墓地の沢へ行くと、除雪は終わっていたけど、先行者ゼロ。元旦だからか悪天候だからかインバウンドが去ったからかは分からないけど、予想外に登山口からのフルラッセルとなってしまった。
登山口を8時に出発。ラッセルを交代すると、雪の重さに焦る。前に踏み出したスキーがすぐには沈まずに、スキーに体重を乗せてから沈む。まるでスノーシューのときのよう。そのせいでラッセルの疲労が酷い。後ろを着いて行くだけならなんてことはないのだけど、この日のラッセルはやばかった。
おまけに墓地の沢は伐採がかなり進んでいて、600mを越えるくらいまで吹きっ晒し。以前は樹林内を登れたのに、風を避けるには残ってる樹林をうまく通っていかないとダメだったようだ。それに伐採されたところは倒木でアップダウンがすごい。下りのことを考えると、下手なトレースを残すのも危険なので、沢沿いを登って行った。
ラッセルはこまめにメンバーで交代できるのでありがたい。1人でラッセルだったら、とてもじゃないけど滑れるところまで登るのは無理だっただろう。夏の運動不足で低下した心肺機能を復活させるため、少しオーバーペースでラッセルを続ける。辛いけれど、今がんばらないと、これからが大変だ。
それでも寒さと吹雪も辛いので、1000mを越えたあたりでドロップ。せっかくカメラを持って登ったので撮ろうかとも思ったけど、はぐれるのも危ない天気なので、みんなで一緒に付かず離れず滑り降りることにした。
結果的にはそれに助けられることになった。先頭を滑っていたところ、視界が悪く、斜面が落ち込んだところでスキーのトップをとられて前に思いっきり転倒。スキーが重い雪に刺さって身動きが取れなくなってしまった。テレマークビンディングは滑走モードのまま90度くらいに踵が上がったままで身体が埋まり、アキレス腱が引っ張られて痛い。1人だったらザックを下ろしてスキーを掘り起こして体勢を立て直すところ、仲間が助けに来てくれたので、楽をしてレスキューをお願いした。ところが、テンションがかかったビンディングは簡単にははずれなかった。結局、スキーを掘り起こしてもらって踵を下げてからスキーを脱いで掘り出すと、顔のすぐそばにスキーのトップが埋まっていた。ラッセルも大変た重い雪では転んだ時に身動きが取れなくなる可能性が高いようだ。
斜度が緩くなると一段とスキーが走らなくなる。登りトレースを戻るくらいでないとスキーが止まってしまうほどだ。下山はほぼ登りトレースを戻るだけ。下山ラッセルが心配で登りトレースの近くを降りて正解だった。
12時半にはもう車に戻ることができたけど、後続者もゼロ。自分たちしか入山していないようで、車の上には10cmくらい雪が積もっていた。
荷物を急いで片付けてニセコの綺羅の湯へ行こうと出発すると、右後輪が回転せずに車が上手く進まない。サイドブレーキが凍りついてしまったっぽい。バックに入れるとタイヤが回るようになったのでよかったけど、あまりの天気の悪さに綺羅の湯へ行くのは諦めて、近くの真狩温泉へ行くことにした。
真狩温泉もサウナは初めて。幸い、サウナは空いていた。1セット目は露天風呂の横に座って外気浴。2セット目で水風呂に入ってしっかりとととのった。
山も大変だったけど、温泉から家までの帰りの運転が大変だった。真狩温泉の駐車場から出るときにもよく見えなくて雪山に突っ込みそうになった。ダメ元でJINへ行こうとほとんどノートラックの道路を走る。営業開始は残念ながら5日からだった。そりゃそうだw
朝よりも天気は大荒れで、道路の除雪は追いついていないし、前がほとんど見えない。みんなハザードランプを点滅させながらゆっくりと走行していた。中山峠まで走る間に、道路脇に突っ込んでしまった車を何台も見かける。登坂車線で勢いよく追い越していった車も、トンネルの前で脇の雪に突っ込んで止まっていた。
中山峠を越えると少しはよくなるかと期待したけど、定山渓を過ぎても視界はよくならない。安心して走れるようになったのは山鼻のあたり。それまで気を抜けないので運転でもかなり疲れた。帰宅するとヘロヘロ。明日はレスト。
寒くて写真を一枚も撮ることができなかった。帰宅すると家の中は10℃を切っていた。
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