21/2/11 当別低山
前から何となく行ってみたかった山へ探検に行ってみた。
予定が変わってフリーになったので、ちょうど帰札していたGumboさんたちと一緒に滑れるようになった。ところが、msrnは足を怪我したとかで、3人だけのツアーになった。
天気予報を調べると新雪が積もっていることは期待できるものの、昼前から風が強くなりそうだ。前日夜に悩んだ末、風裏を滑れる山を行き先に選ぶことにした。
当日は朝6時に実家を出発して、Gumboさんたちが泊まっているドーミーインで6時半にピックアップ。走り慣れた国道275号線を当別まで走り、途中、セブンイレブンに寄った後は、道道28号線で山を目指す。道路は除雪もまだ入っておらず、5cmくらい新雪が積もったままで走りづらい。道幅も狭いので対向車が来ないのは幸いだ。
自宅を出てから雪道を走り続けること2時間弱、8時すぎにようやく調べておいた車の駐車場所に着いた。途中、車の窓から何となく目指す斜面は見えたのだけど、なんせアプローチは長い。
8時半くらいに出発。辛うじてケータイの電波があるので、なぜかキャッシュされていなかった地形データを読み込みながらルートを再確認。林道を探して進んだ。
林道には橋がかかっているので、何本か沢を越えるときに林道だと分かるけれど、標識もないし雪に埋もれていてよく分からない。先行者のトレースもないのでなおさらだ。
スノーブリッジを探して渡渉するのが面倒だったので、橋を渡らずに左岸を進もうと思ったけど、思いのほか地形が複雑そうだ。そこで素直に作業道っぽい登山道を進ことにする。
先行者のトレースっぽく遠くに見えていたのは、近づくと鹿の群の足跡だと分かった。こんな先行者は初めてかも。
1時間半歩き続けてようやく取り付く予定の尾根が見えてきた。川が思った以上に深いので、少し戻ってスノーブリッジを見つけて渡る。人間の先行者はいないけれど、動物たちが渡りやすいスノーブリッジを教えてくれていた。
尾根の斜度がかなりあるので、沢から回り込んで尾根に取り付いた。帰りに滑るつもりでいた尾根上は思ったよりも緩い。いくらテレマークでも物足りないのでは?不安になった。
だらだらと続く緩斜面を登って行く。
尾根の左側の沢が良さげに見える。日射の影響がありそうだけど、一応、そっちを滑ることにして、正面に見える偽ピークへとさらに登る。
途中、むしろ右の沢の方が良さそうに見えた。日射の影響も少ない。そんなわけで、コロコロ予定を変えて、現地で一番良さそうだったところを落とすことになった。
斜面には細かい起伏があるようなので、まずは様子を探りながら滑り降りた。すると、ノールより先は案外良さそう。思わず歓声が上がる。
帰りも時間がかかりそうなので、登ってきた尾根に戻って帰る予定だったけど、1本目がかなり気持ちよかったので、登り返すことになった。
2本目は素直にフォールラインへ落とした方がよかったけど、事前の打ち合わせのせいでかえってもったいないラインどりになってしまう。Gumboさんは大いに不満が残る滑りだったようだけど、さすがに残り時間も少ないので、下山のための登り返しに移る。
ほどなく登りトレース付近まで復帰したので、そこからはスキーで緩斜面を滑り降りる。これが意外と楽しい。雪は心配したほど腐っていなかったし、斜度もテレマークには十分だった。スピードもそこそこ出るので満足。そして、最後の急なナチュラルパイプ。デブリと藪で難易度が高くて撃沈してしまったw
今回は2カメで撮ってもらえて感謝!
しばらくはスキーのまま下山を続ける。でも、途中から登りが出てきたのでシールを貼った。登山口までは1時間ちょっとかかるだろう。
とても緩い下りがずっと続いていて、登りトレースを戻るだけなので楽は楽だけど、とにかく長い。歩いても歩いてもスタート地点がなかなか近づいて来ないように感じてしまう。途中、エゾシカの群が横切っていって喜んだけれど、すぐにテンションが下がって黙々と歩く。
最悪なのはスキーが下駄を履いてしまったことだ。左のシールがまったく滑らなくなったと思ったら、シールにべっとり雪が張り付いていた。こそぎ落としたけれど、すぐにまた雪が張り付いて滑らなくなってしまった。ますます足が前に出づらくなる。
なんとか力を振り絞って15時すぎに車までたどり着いた。予定通りに札幌まで帰れそうでホッとした。いい斜面はあったけど、また来るには少なくともシールワックスが必要だろうw
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