ウォークモードで滑るのはありなのか?
FBのテレマークスキーのグループで、ウォークモードでの滑走について長老たちが盛り上がっていた。
自分はブーツは基本的に滑るときはスキーモード、それ以外はウォークモード。整地でもパウダーでも滑るときはスキーモード。ウォークモードで滑ったりはしない。山ではたまにスキーモードにするのを忘れてウォークモードのまま滑ってしまうことはあるけどw
そこで、先日、ばんけいへ行ってウォークモード滑走を試してみた。オレンジコースのトップから滑り出す。
すると、う〜ん、なんか微妙。1壁をそのまま滑り降りたけど、その日1本目とはいえ、何とも言えない気持ち悪さ。
これまでと同じように板に力を伝えようとすると、力が逃げていくような感じがする。クイックな動きはとてもできそうにない。その後、2壁、3壁も滑り降りてみたけど、足に踏ん張りが効かない。
滑れることは滑れるけれど、スキーの楽しさ、特に、整地を滑る楽しさ、角付けした板が雪面から受ける反発や板のたわみなどの感覚が失われてしまっている。
でも、確かにウォークモードで滑ってる人たちの滑りってこんな感じかも。三段山クラブの人たちとか。岩っちょは全然ちがうけどw
こういうウォークモードの前後の自由度の高さもテレマークスキーの自由だなんだと宗教のようなことを言うのは勝手だけど、ウォークモードで滑るのがテレマークスキーの正しい滑り方だとか、本来のテレマークスキーだとか言うのは止めて欲しいものだ。年寄りがそういうことを言っているから、若者がテレマークをやりたがらなくなるように思う。テレマークが年寄りのスキーだと思われてしまう。
一方、ウォークモードで滑ることがメーカーの保証対象外となるなら、あくまで自己責任ということになるだろう。当然、そういう状況でウォークモード滑走を勧めるとしたら、その事実をちゃんと伝えた上で本人に同意を求めた方がいいだろう。
昔のディアミールのようなアルペンツアービンディングには、ウォークモード(ツアーモード)で滑るな、と書いてあった。ウォークモードで滑走して事故った場合は保証しないとも書いてあった気がする。
とはいえ、基本的には各人が好きなように滑ればいい。例えば、三段山クラブにはウォークモードで滑る人が多い。今では平均年齢も高いし、滑りも激しくない。ただ、春の利尻山では田中パパもウォークモードで苦戦していたと聞いた。スキーモードと言うからには相応の理由があるのだろう。
そんなわけで、想像はしていたけれど、やっぱりウォークモードはあくまで歩くためのモードで、当然ながら滑るときにはスキーモードの方が安定して激しい滑りもできることが確認できた。周りがどう言おうと、少なくとも自分にはウォークモードよりもスキーモードで滑る方が楽しくも感じる。スキーモードで滑っているのだから保証がどうのと心配する必要もない。
さて、がんばって練習して、年寄り臭いテレマークスキーではなく、スタイリッシュなテレマークスキーを目指そうかw
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