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一本杖の作り方

作り方といっても教えてもらったりしたことの備忘録のようなもの。

一本杖の長さは

ポールの長さ×2+肩幅

となる。自分の場合、ポールの長さは110cm。肩幅は50cmくらいなので、

110×2+50=270cm

ということになる。なかなかの長さだ。

ただ、フジケンさんのテレマークレッスンで一本杖のレッスンも受けたmsrnが言うには、3mは必要なのだそうだ。

そんなわけで、まずは3mの材料を探すことになった。

まなみさんがタカヤさんのところで作った一本杖の材料は、敷地に生えていたシラカバだった。他の樹種でもいいのだろうけど、シラカバは北海道のどこにでも生えている。荒地で真っ先に育って、他の木々が育ちやすい環境を整えたら、先に朽ち果てていくありがたい木だ。花粉症の原因にもなるので迷惑な反面、北海道の自然を人間による破壊から守ってくれているとも言える。

まぁ、そんな北海道らしいシラカバを使いたいという気持ちと、他の木で調子が悪かったら嫌だという弱気もあって、適当な長さのシラカバを探して調達した。ただ、3mの長さで適当な太さのまっすぐなシラカバというのはなかなか見つからない。

それに、先っちょは二股にするものだとまなみさんから聞いていたので、これもちょうど二股が残って3mになるものを探すのはさらに難しい。

ずいぶん歩き回ってようやく見つけたのだけど、3mだと今度は車に入らない。仕方ないのでギリギリ車に入る長さにカットした。

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これに関しては、持ち運ぶことを考えても自分の車で運べる長さが限界だろう。自分のはダッシュボードの上に通しても295cmだった。

さて、シラカバは樹皮がきれいなのだけど、薄皮が剥けて細かい埃になって、家の中に奥には非常に都合が悪い。おまけに約3mという長さでは置き場所にも困る。

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そんなとき、カズくんが物干し竿にするといいと教えてくれたので、バルコニーに物干し竿代わりにしてやった。物干し竿としては使わないけど。

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何にせよ、使うまでには樹皮は剥く必要がある。というのも、シラカバの樹皮には油がたくさん含まれていて、樹皮を剥かないと水分が抜けずに腐ってしまうらしいからだ。

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まなみさんのようにカッターで剥こうとしたけど、そう簡単には剥けなかった。1本2時間以上かけてようやく剥き終わった。

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枝は払ってあったけど、節の周りに樹皮が残りやすいし、一本杖を持つときに節が出ていると邪魔なので、ある程度カッターで削って滑らかにしておいた。まなみさんの一本杖はこの節が絶妙なグリップ感を生み出していたので、できるだけ似せて削った。

細い先っちょに対して、太い末?の部分は、斜めにカットする。これは、まっすぐ切ったままだと雪に刺さりにくいからだ。ノコギリでカットする。

きれいに整えたら、また物干し竿のようにバルコニーで横にして乾燥させる。樹皮を剥いただけでもなんとなく軽くなった気がするけど、1週間ほど乾かしていると、だいぶ軽くなったような気がした。重さを計っておけばよかった。

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